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2024.02.21

重要性が高い幼児教育とは?今後の方向性も解説

幼児教育 重要性 アイキャッチ画像

「幼児期は自由に遊ばせたい」と考える方が多い一方で、「できるだけ早くから幼児教育を重要視した方が良いのでは」と不安を感じる方も多いでしょう。

幼児教育とは、幼児期のあらゆる場での体験全てを指します。

つまり、重要性が高い幼児教育は、机に向かわせるような教育ではありません。

このページでは、幼児教育の概要・重要性が高い理由・今後の方向性などについて、詳しくご紹介していきます。

 

重要性が高い幼児教育とは?

重要性が高い幼児教育とは、生活の全ての場において、0〜6歳までの小学校就学前の子どもに対して行われる教育です。

つまり「幼児教育=小学校受験に向けた難易度が高い学習」という訳ではありません。

幼稚園・保育園などの施設、家庭や地域社会などのあらゆる場で、生活・遊びを通した体験の全てが幼児教育の一環です。

脳の発達が最も活発な幼児期に、適切な刺激や教育環境を与えると、脳を最大限に発達させることができるため、思考力の土台を作ることができます。

 

また、家族や家族以外の人々との交流や活動によって、ルールを理解したり、社会性や共感力を育みます。

適切な刺激と安心できる環境での幼児教育は、豊かな人格を形成し、好奇心や探求心を高め、子どもの可能性を最大限に引き出すために、とても重要であると言えます。

関連記事:幼児教育とは?子どもの可能性を広げるために知っておくべき基礎知識をまとめて解説

 

幼児教育の重要性が高い理由

幼児教育の重要性が高い理由は、以下の通りです。

・好奇心や創造性を高める
・社会性が育つ
・子どもの可能性を伸ばせる

1つずつ、見ていきましょう。

 

好奇心や創造性を高める

子ども お絵描き 幼児教育

幼児教育の重要性が高い理由の1つ目は、好奇心や創造性を高めることです。

子どもが安心してさまざまな経験を積める環境を用意することは、幼児教育にとても重要です。その中で小さな成功体験を重ねることで、自己肯定感が高まり、自信を持って新しいことに挑戦する意欲が増します。

学びの基礎となる意欲や好奇心が育つと、子どもは自発的に学び、知識やスキルをさらに発展させられます。

 

また、絵や工作などで自分のアイディアや考えを表現する体験は、創造性を高めます。

好奇心や創造性を高め、自己肯定感の基盤を築くことで、子どもは学びの基礎となる意欲を育むことができるのです。

 

社会性が育つ

子ども 幼児教育 公園

幼児教育の重要性が高い理由の2つ目は、社会性が育つことです。

将来を豊かに生きていく上では、他者と関わるスキルである社会性は欠かせません。

あらゆる場での幼児教育は、他の人々との交流や協力を求められる機会が多くあります。

他者とのコミュニケーションや集団活動を通じて、子どもは自然と他者との協調や共感の大切さを理解します。

幼児教育で少しずつ社会性を育むことは、将来の人間関係をスムーズに構築させるためにはとても重要です。

 

子どもの可能性を伸ばせる

子ども 笑顔 可能性

幼児教育の重要性が高い理由の3つ目は、子どもの可能性を伸ばせることです。

脳の発達が活発な幼児期に、子どもの脳の潜在能力を最大限に引き出す幼児教育を行うことは、子どもの可能性を伸ばすことに直結します。

さまざまな体験によって、子どもの興味のある分野を見出すことができると、その分野での成長や専門化に向けた環境を整えることもできます。

 

また、成長や進歩を子ども自身が実感できるような環境は、自己肯定感を高め、新しいことに自信を持って取り組む意欲につながるでしょう。

さまざまな体験をさせる幼児教育は、子どもそれぞれの良さや可能性を伸ばすことができるのです。

 

重要性が高い幼児教育はどこでできる?

子どもにとって重要性が高い幼児教育は、以下の場で行うことができます。

・家庭
・保育園・幼稚園などの施設
・近隣地域
・習い事

1つずつ、見ていきましょう。

 

家庭

家族 家庭 子供 家

重要性が高い幼児教育の場の1つ目は、家庭です。

幼児教育は、普段の生活の中でも自然と行われています。家庭は子どもにとっての最初の教育環境であり、最も影響を与える場の1つだと言えます。

家庭で安心と愛情を十分に得られると、子どもの自己肯定感は高まります。そのため、家庭でのサポートは、子どもの心の成長には不可欠です。

 

また、家族とのコミュニケーションや日常での経験を通じて、言語・社会的スキル・感情の理解などが発達します。

市販されているおもちゃや教材などを利用すれば、子どもの興味や得意分野を理解するきっかけにもなるでしょう。

関連記事:幼児教育で脳の発達は促せる?年齢別・脳育のためにできる遊び・おもちゃ10選

 

保育園・幼稚園などの施設

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重要性が高い幼児教育の場の2つ目は、保育園・幼稚園などの施設です。

集団生活ができる保育園・幼稚園などの施設では、他の子どもや先生との交流により、さまざまな社会的スキルが発達します。

 

また、工作活動・自然観察・自由遊びなどによって、子どもは興味を持ったことを自由に探究することができるため、創造性や好奇心を育むことができます。

脳の発達が活発な時期でもあるので、さまざまな体験によって、言語・数・認知的な発達も促進されるでしょう。

より専門的・高度な教育に特化したプログラムを取り入れている保育園・幼稚園も存在します。経験豊富な先生によって子どもの成長段階に合わせた教育を受けることができるため、家庭では難しい経験の機会を得ることができます。

 

近隣地域

子ども 公園 幼児教育

重要性が高い幼児教育の場の3つ目は、近隣地域です。

近隣の公園や施設を利用したり、地域イベントに参加したりすることで、子どもは地域の文化や異なる世代間の人々と触れ合うことができます。

 

また、家庭と近隣地域の人々と協力し合える関係は、子どもを総合的にサポートすることができます。家庭と近隣地域の人々が一体となって、子どもの成長を見守り支え合うことは、子どもの安心感にもつながります。

地域でさまざまな人々と触れ合うことで、自然と多様性を学ぶこともでき、お互いを思いやる心を育むこともできるでしょう。

 

習い事

習い事 幼児教育 子供 水泳

重要性が高い幼児教育の場の4つ目は、習い事です。

習い事を通じて、子どもの興味や才能が見出されることがあります。

習い事は、特定のスキル・技能を学べるだけでなく、何かを習得するために継続的な努力が必要なため、集中力や忍耐力を養うこともできます。

集団での活動では、他の子どもとの交流を通じて社会性を身につけることができ、集団の中で能力を発揮させられる機会にもなります。

 

一方で、幼児期は自由に遊べる時間が大切な時期でもあります。子どもに負担がかかりすぎないように、体力や興味に合わせて適切な習い事を選ぶことが重要です。

 

重要性が増す幼児教育の方向性

幼児教育はその重要性に年々注目が集まっていますが、文部科学省のビジョンを含め、今後の幼児教育の方向性を以下にまとめます。

・家庭・地域社会・幼稚園など三者による幼児教育
・幼児から小学生へと連続した幼児教育
・STEAM教育を意識した幼児教育

1つずつ、見ていきましょう。

出典:第5節 今後の幼児教育の取組の方向性|文部科学省

 

家庭・地域社会・幼稚園など三者による幼児教育

幼児教育の方向性の1つ目は、家庭・地域社会・幼稚園など三者による幼児教育です。

家庭・地域社会・幼稚園や保育園などの施設は、それぞれが異なる役割を持っていますが、子どもの成長に欠かせないこの三者が、しっかりと連携することが重要です。

子どもの発達状況などの情報を三者が共有することで、子どもに対する総合的な支援が可能になります。

 

また、家庭が子どもの興味を理解し、地域社会がさまざまな経験の機会を設け、幼稚園などの施設が集団生活での学びの場を与えることで、子どもが最適な環境で成長できるようになります。

三者の連携により、子どもは社会とつながる機会を増やすことができるので、今後は三者の連携を深め、総合的に幼児教育を行うことを目指しています。

 

幼児から小学生へと連続した幼児教育

ランドセル 幼児教育 小学生

幼児教育の方向性の2つ目は、幼児から小学生へと連続した幼児教育です。

連続した幼児教育は、子どもの学びの成果を最大にし、継続的な成長にとても有益です。

幼児期から小学校入学という子どもの大きな転換期に、連続した幼児教育を行うことで、学習の途切れが少なくなります。そのため、幼児期に身につけた学びの基盤を小学校で活かすことができます。

 

また、小学校と幼稚園・保育園などの施設が、子どもの成長段階などの情報を共有することで、子どもそれぞれのニーズに対応できます。

幼児から小学生への学びの連続性を確保することで、子どもは小学校生活を円滑に始めることができるでしょう。

 

STEAM教育を意識した幼児教育

STEAM 幼児教育 子供

幼児教育の方向性の3つ目は、STEAM教育を意識した幼児教育です。

STEAM教育は、Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学)・Arts(芸術)・Mathematics(数学)の領域を統合的に取り入れた教育です。

STEAM教育を幼児期から取り入れることで、急速な技術発展や多様化する社会に対応できる人材を育成できると考えられています。

子どもの創造性や探究心を育むことを重視するSTEAM教育は、実験や工作、自然体験などを通じ、自分で考えて行動することを経験させます。

 

また、日常生活や遊びの中でも、さまざまな課題に直面したときに自分なりの解決策を見出すことを重視しています。

子どもの自主性を育むことで、未来の課題に対し、柔軟で創造的に立ち向かえるようになることが期待されています。

引用:STEAM教育等の教科等横断的な学習の推進について|文部科学省

 

まとめ

このページでは、幼児教育の概要・重要性が高い理由・今後の方向性などについて、ご紹介しました。

急速に発展し多様化する社会に適応できる子どもを育てるために、幼児教育の重要性は年々高まっています。

とはいえ、机に向かう勉強が幼児教育ではありません。

子どもがのびのびと安心して過ごせる環境を整えることこそ、最重要な幼児教育であると言えるでしょう。

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