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2024.02.28

乳幼児期の教育とは?効果や方法、注意点をわかりやすく解説

乳幼児 教育 アイキャッチ画像

乳幼児期は、子どもの脳が最も発達する重要な時期であり、親子の関係や環境によって、子どもの将来の可能性が大きく変わると言われています。

そこで、このページでは、乳幼児期に行う教育の意義や効果、具体的な方法や注意点について、わかりやすく解説していきます。

乳幼児期の教育は、親としてできることがあれば何でもやりたいという方も多いかもしれませんが、無理に英才教育をする必要はありません。

子どもと楽しく触れ合いながら、この時期に適切な教育を行い子どもの資質や能力を育んでいきましょう。

 

 

乳幼児期とは何歳から何歳まで?教育以前に必要なこと3つ

乳幼児 お母さん ママ 赤ちゃん 

まず、乳幼児期とは何歳から何歳までを指すのでしょうか?

一般的には、生後0歳から小学校入学前までの6歳までを乳幼児期と呼びます。

この時期は、子どもの脳や身体が急速に発達し、言語や思考、感情や社会性などが形成されていきます。

そのため、教育だけでなく、子どもの健康や安全、愛情や信頼なども大切にしなければなりません。

ここでは、教育以前に必要なこととして、下記の3つを紹介します。

・親子のコミュニケーション
・共感力を育てること
・非認知能力を育てること

それでは紹介していきます。

 

親子のコミュニケーション

教育以前に必要なことの1つ目は、「親子のコミュニケーション」です。

親子のコミュニケーションは、子どもの心理的安定感や自己肯定感を高めるだけでなく、言語能力や社会性の発達にも影響します。

子どもの目線に合わせて話しかけたり聞き返したりすることが大切です。

 

また、子どもの気持ちや考えを尊重し、気持ちを表現する機会を与えることも重要です。

会話をする以外にも、親子で一緒に絵本を読んだり歌ったりすることもコミュニケーションの一つになります。

 

共感力を育てる

教育以前に必要なことの2つ目は、「共感力を育てる」です。

共感力とは、他者の気持ちや立場を理解し、それに対して適切な反応や行動ができる能力です。

共感力は、人間関係や社会性を形成する基礎となります。

共感力を育てるためには、親が子どもの気持ちに寄り添い、優しく受け止めることが大切です。

 

また、親自身が他者への思いやりや配慮を示すことが子どもにとって良い見本となります。

さらに、子どもに自分の気持ちや考えを言葉で伝えることや、他者の気持ちや考えを聞くことを促すことも効果的です。

 

非認知能力を育てる

教育以前に必要なことの3つ目は、「非認知能力を育てる」です。

非認知能力とは、積極性や粘り強さ、リーダーシップやモチベーションの高さなど、数値で測りにくい能力のことです。

非認知能力は、社会情緒的スキルとも言われ、社会人にとっては世渡りするのに必要な力になります。

そのため、個人の人生に大きく影響を及ぼしたり、将来の成功につながる能力であるとされています。

非認知能力を育てるためには、日々の生活や遊びの中で楽しみながら伸ばすのが最適だと言われています。

乳幼児期の子どもは、新しいことに挑戦する力や、そこから沢山のことを吸収する力が非常に高いため、多くの能力をバランスよく伸ばしていくことができます。

 

乳幼児期の教育のメリット

乳幼児期の教育は子どもの脳が柔軟で吸収力が高い時期に行われるため、多くのメリットがあります。

ここでは、乳幼児期の教育のメリットとして、以下の二つを挙げます。

・子どもの将来の可能性がひろがる
・社会性が身に付く

それぞれ紹介していきます。

 

子どもの将来の可能性がひろがる

乳幼児期の教育のメリットの1つ目は「子供の将来の可能性がひろがる」です。

乳幼児期の教育は、子どもの脳や身体が急速に発達する時期に行われるため、さまざまな経験を通して子どもの人生を豊かにするための基礎を身につけることができます。

例えば、言語や思考、感情や社会性などの能力は、学校での学習だけでなく、人間関係や仕事など生涯にわたって必要なスキルです。

乳幼児期の教育は、一人ひとりの特性や可能性を見出し、それらを伸ばしていくことを目的としています。

そのため、子どもの将来の可能性を広げることにつながります。

 

社会性が身に付く

乳幼児期の教育のメリットの2つ目は「社会性が身に付く」です。

社会性とは、他者との違いを受け入れ、それを考慮したうえで行動することです。

社会性は他者と関わるうえで必要なスキルの一つです。

乳幼児期の教育で一番身近なものは保育園や幼稚園に通うことです。

年齢が近い子どもたちや先生と関わることで、家族以外とのコミュニケーションを学ぶ経験になります。

社会性が身に付くことで、子どもは自分の意見や感情を表現するとともに、他者と協調して問題を解決する能力も高めることができます。

 

乳幼児期の教育方法とは?家庭や保育園でできることを紹介

乳幼児期の教育方法にはさまざまな種類がありますが、ここでは以下の3つの方法を紹介します。

・生活環境を通した教育
・遊びを通した教育
・教材やプログラムを通した教育

それぞれ紹介していきます。

 

生活環境を通した教育

女の子 幼児 着替え

乳幼児期の教育方法の1つ目は「生活環境を通した教育」です。

生活環境を通した教育とは、子どもが日常的に過ごす場所や時間、人や物などを通して学ぶことです。

例えば、家では食事や着替えなどの生活習慣や家事を手伝うことで、健康的な生活や自立などを学びます。

 

また、外出時には交通ルールや地図などを学びます。

保育園や幼稚園では、園内の設備や道具、おもちゃなどを使って遊びながら体の動かし方や使い方、遊具の使い方などを学んだりします。

 

そして、季節や行事に合わせて様々な活動をすることで四季や情緒を感じることができるようになります。

生活環境を通した教育は、子どもが自然に興味や関心を持ち、それに応じて知識や技能を身につけることができます。

 

遊びを通した教育

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乳幼児期の教育方法の2つ目は「遊びを通した教育」です。

遊びを通した教育とは、子どもが自発的に楽しみながら行う遊びを通して学ぶことです。

例えば、家では親子で絵本を読んだり歌ったりすることで、言語や感性を豊かにします。

 

また、積み木やパズルなどのおもちゃで遊ぶことで、空間認識や論理的思考などを学びます。

保育園では、仲間と一緒にかくれんぼや鬼ごっこなどの遊びをすることで、社会性や協調性などが育まれます。

 

そして、絵画や工作などの創造的な遊びをすることで、表現力や創造力などが養われます。

遊びを通した教育は、子どもが主体的に考えたり工夫したりすることで、思考力や問題解決力なども高めることができます。

 

教材やプログラムを通した教育

乳幼児 英語 教育

乳幼児期の教育方法の3つ目は「教材やプログラムを通した教育」です。

教材やプログラムを通した教育とは、子どもに特定の内容や目標に沿った学習体験を提供することです。

例えば、家では数字や文字などの基礎的な知識や技能を身につけるために、カードやワークシートなどの教材を使って学習します。

 

また、英語や音楽などの特別な分野に興味がある場合は、DVDやオンラインなどのプログラムを利用して学習します。

保育園や幼稚園では、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育などの独自の教育方法を採用している園もあります。

これらの教育方法は、子どもの個性を尊重し個人の能力を最大限に引き出すことを目的としています。

教材やプログラムを通した教育は、子どもに系統的かつ効果的な学習を提供することができます。

 

モンテッソーリ教育

イタリアの医師マリア・モンテッソーリが提唱する方法です。

モンテッソーリ教育は、教師(大人)の価値観で一方的に教え込もうとするのではなく、子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に用意し、その環境と子どもを「提示」などによって結びつけ、子どもの自発的活動を促す教育方法です。

シュタイナー教育

オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱する方法です。

シュタイナー教育では、知識の詰め込みを行わず、子ども自身の考える力を養い、自由な発想をもって生きられる人間を育てる「全人教育」を行っています。

また、子どもの精神的な発達に合わせて、芸術や自然に触れさせることで、感性や想像力を高めることを目指しています。

 

七田式教育

教育研究者の七田眞さんが提唱する方法です。

七田式教育は、「徳育」「知育」「体育」「食学」の4つ柱で、子どもの才能を開花させる教育法です。

七田式教育が目指すのは、高い学力以外にも、心や人への優しい愛情を育て、大きな夢、志を持った子供に育てることです。

 

くぼたのうけん

くぼたのうけんは、久保田競・カヨ子夫妻が考案した「くぼた式育児法」に基づく育脳プログラムを実践する教室です。

記憶力・思考力・判断力といった考える力に影響する重要な脳の領域である「前頭前野」を鍛えることで、自発的に考え、行動し、問題を解く力をもった人へと成長させるための土台を築くことを目的としています。

 

乳幼児期の教育における注意点とは?効果的な取り組み方法も紹介

乳幼児期の教育は、子どもの人格形成や思考力の土台となり、生涯にわたって影響するものですが、子どもの発達段階や個性に合わせた教育を行うことが一番大切です。

ここでは、乳幼児期の教育における注意点として、以下の5つを挙げます。

・個性やペースに合わせて教育すること
・子どもの成長や学びの過程を記録して教育すること
・親子で一緒に遊んだり話したりすること
・親以外の人や子どもと交流すること
・多様な刺激や体験を与えること

それぞれ効果的な取り組み方法も併せて紹介します。

 

個性やペースに合わせて教育する

乳幼児 親子 教育

乳幼児期の教育における注意点の1つ目は「個性やペースに合わせて教育する」です。

子どもは一人ひとり違う個性や能力を持っています。

そのため、同じ年齢でも発達段階や興味・関心は異なります。

乳幼児期の教育では、子どもの個性やペースに合わせて教育することが大切です。

例えば、早熟な子どもには高度な内容や目標を与えることで、飽きさせずに刺激を与えることができます。

逆に、遅熟な子どもには基本的な内容や目標を与えることで、焦らせずに安心感を与えることができます。

また、子どもの興味・関心に合わせた教育をすることで、モチベーションや楽しさを高めることができます。

 

子どもの成長や学びの過程を記録して教育する

乳幼児 赤ちゃん カメラ 撮影

乳幼児期の教育における注意点の2つ目は「子どもの成長や学びの過程を記録して教育する」です。

子どもの成長や学びは日々変化していきます。

そのため、乳幼児期の教育では、子どもの成長や学びの過程を記録することが大切です。

例えば、写真やビデオで子どもの姿を撮ったり、日記やポートフォリオで子どもの言動や感想を記録したりします。

これらの記録は、子ども自身が自分の成長や学びを振り返ることができ、自信や誇りを持つことにも繋がります。

 

また、親や保育者が子どもの成長や学びを把握することで、次の教育計画を立てやすくなったり的確なアドバイスをすることができます。

 

親子で一緒に遊んだり、話したりする

幼児 親子 教育

乳幼児期の教育における注意点の3つ目は「親子で一緒に遊んだり、話したりする」です。

親は子どもにとって一番最初で最大の先生です。

そのため、乳幼児期の教育では、親子で一緒に遊んだり話したりすることが大切です。

親子で話し合ったり意見交換したりすることで、コミュニケーション能力や思考力などを育みます。

親子で一緒に遊んだり話したりすることは、子どもに愛情や信頼を与えるだけでなく、親も子どもの成長や学びを共有することができます。

 

親以外の人や子どもと交流する

幼児 幼稚園

乳幼児期の教育における注意点の4つ目は「親以外の人や子どもと交流する」です。

乳幼児期の教育では、親以外の人や子どもと交流することも大切です。

例えば、保育園や幼稚園では、年齢が近い子どもたちや先生と関わります。

 

また、家庭や地域でも親戚や友人など様々な人と接します。

これらの交流を通して、子どもは自分以外の人の気持ちや考え方を理解し、それに対応する方法を学んでいきます。

 

また、協力したり競争したりすることで、ルールやマナーなども身に付けます。

親以外の人や子どもと交流することは、子どもに社会性や協調性を高めるだけでなく、親も子育ての悩みや喜びを共有することができます。

 

多様な刺激や体験を与える

ご飯 教育

乳幼児期の教育における注意点の5つ目は「多様な刺激や体験を与える」です。

乳幼児期の教育では、多様な刺激や体験を与えることも大切です。

例えば、家では色々な音楽や映像を聞いたり見たりすることで、感性や想像力などを学びます。

 

また、色々な食べ物や匂いを味わったり嗅いだりすることで、味覚や嗅覚などを学びます。

保育園や幼稚園では、自然や動物と触れ合ったりすることで、生命感や愛着などを学びます。

 

また、異文化や多言語に触れたりすることで、多様性や寛容性などを学びます。

多様な刺激や体験を与えることは、子どもに好奇心や探究心を高めるだけでなく、親も新しい発見や感動を得ることができます。

 

まとめ

乳幼児期の教育は、子どもの人格形成や思考力の土台となり、生涯にわたって影響するものです。

適切な教育を通じて、認知能力や創造性、社会性などが発達し、将来の学習能力や社会適応力にも良い影響を与えることができます。

 

このページでは、乳幼児期の教育について、基本的な定義や種類、メリットやデメリット、実践例などをわかりやすく紹介しました。

子どもの発達段階や個性に合わせて教育をしっかり見定めて行うことが大切です。

乳幼児期の教育によって、子供たちの未来の輝く一歩が踏み出されることを願っています。

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