知育を目的とした知育玩具には、さまざまな種類の玩具があります。

そのため、どの知育玩具を選べば良いか分からない、どのようにして選んだら良いか迷ってしまう方も多いかもしれません。

このページでは、年齢・素材・身に付く力別に知育玩具の選び方やおすすめの知育玩具をご紹介します。

知育玩具の選び方を考える前に知っておきたいこと

知育玩具を選ぶ前に、まずは知育玩具とは何か・知育玩具と普通のおもちゃの違いをご紹介します。

知育玩具の基本

知育玩具とは、主に0歳～6歳の子どもを対象とし、「知育」を目的に作られた玩具の総称です。

遊びを通じて、生きていくのに必要なさまざまな能力を身に付けることを目的として作られています。

例えば、積み木では想像力や集中力、手先の器用さ=巧緻性（こうちせい）も身に付けることができます。

知育玩具と普通のおもちゃの違い

普通のおもちゃは単に娯楽を目的として作られているものが多くあります。

一方、知育玩具は、「知育」を促進するために設計されています。そのため、知育玩具は知育に基づいたデザインや色、機能が備わっています。

しかし、知育玩具と普通のおもちゃに明確な違いはありません。普通のおもちゃであっても知育に有効な場合があります。

なお、知育玩具であっても、子どもに合った知育玩具でなければ、知育玩具の効果を上手く活用することが難しいため注意が必要です。

知育玩具の効果を活かす選び方のポイント

それでは、知育玩具の効果を上手く活かすためにはどうしたら良いのでしょうか？

知育玩具の効果を活かすための選び方をご紹介します。

・年齢別で選ぶ
・素材別で選ぶ
・身に付く力別で選ぶ

1つずつ、見ていきましょう。

年齢別で選ぶ

1つ目は、年齢別で選ぶことです。

子どもの年齢によって適切な知育玩具は全く異なってきます。年齢に合った知育玩具を選ぶことが大切です。

多くの知育玩具は0歳から6歳の子どもを対象としていますが、0歳用と6歳用の知育玩具では全く異なります。

例えば、0歳の赤ちゃんには、ベットメリー（ベッドの柵などに取りつけて赤ちゃんをあやすアイテム）のように五感を刺激するものがおすすめです。

2～3歳の幼児には、指先を活発に使う積み木も良い刺激となります。

4歳を超えて数や言葉が分かるようになったら、数字や言葉を使ったゲームなども知育を促してくれます。

素材別で選ぶ

2つ目は、素材別で選ぶことです。

知育玩具の種類は、主に木・布・プラスチックです。
安全性の高い木であれば、口に入れてしまう危険のある幼い子どもにもおすすめできます。

布は柔らかいため小さな子どもでも扱いやすく、持ち運びも容易になります。

プラスチックは、丈夫でメンテナンスが簡単ですが、小さなブロックなどは幼い子どもには誤飲してしまう危険があります。
子どもの年齢や特性に合わせて適切な素材を選びましょう。

身に付く力別で選ぶ

3つ目は、身に付く力別で選ぶことです。

知育玩具には、それぞれ異なる知育効果があります。五感を刺激するものや、手先を使うもの、頭を使うものなどです。

集中力・問題解決能力・創造力・コミュニケーション能力など知育玩具によって身に付く能力もさまざまです。

例えば、パズルなどの細かい作業を行う玩具は、手先を使うため巧緻性（こうちせい）が身に付きます。

身に付けたい能力に合わせて知育玩具を選びましょう。

知育玩具の選び方！身に付く力別で紹介

最後に、おすすめの知育玩具を身に付く力別で、対象の年齢と合わせてご紹介します。

・手先の器用さ
・色彩感覚
・論理力
・空間認識能力
・コミュニケーション能力
・想像力・創造力
・プログラミング的思考
・集中力
・柔軟な思考

1つずつ、ご紹介します。

手先の器用さ

ララブーム 10ピースセットはフランス発の知育玩具で、ユニークな形状のブロックがセットになっています。

繋げる・ひねる・混ぜる・積み上げる・紐を通すなど、月齢に合わせた遊びを通した知育が可能です。
モンテッソーリ教育にも繋がり、対象年齢は10ヶ月から4歳までです。

＜ララブーム 10ピースセットの特徴＞
・フランス発のビーズセット
・月齢に合わせた知育が可能
・対象年齢は10ヶ月〜4歳と長く遊べる

色彩感覚

Caterpillar Gear Toyは、カラフルな6色の歯車を組み合わせることで、ギアの仕組みを学ぶことができる知育玩具です。

ギアを上手く組み合わせることにより、1つのギアを動かすと全てのギアが動き出します。

好きな色を選んだり、色の並べ替えを考えたりすることで色彩感覚も身に付けられます。対象年齢は1歳半からです。

＜Caterpillar Gear Toyの特徴＞
・カラフルな歯車を組み合わせて遊ぶ知育玩具
・色彩感覚を身に付けられる
・対象年齢は1歳半以上

論理力

ロジカルな思考力を育てる マーブルメイズは、球の転がり方を考えながら、タイルの置く場所を決めていく知育玩具です。

保護者ガイドには、習熟度に合わせた6種類の遊び方も記載されています。問題は84問もあり、ゲーム感覚で問題解決能力や集中力も身に付けられます。対象年齢は6歳以上です。

＜マーブルメイズの特徴＞
・球の転がり方を考えながら、ロジカルな思考力や集中力を育てる
・ゲーム感覚でできる問題は84問
・対象年齢は6歳以上

手つなぎおじさんバランスゲームパーティー

手つなぎおじさんバランスゲームパーティーは、ユニークなおじさんの人形を、崩れないようにバランスをとりながら積み上げるおもちゃです。

個性的なウェアのおじさんは大小6個ずつあり、手指・足・頭などの凹凸を組み合わせることで積み上げられます。

平らな面で積み上げるだけでなく、ゆらゆら揺れる土台の上で積み上げることで、難易度を上げられます。

＜手つなぎおじさんバランスゲームパーティーの特徴＞
・おじさんの木製人形がとってもユニーク
・ドミノ倒し・ボーリング遊びもできる
・積み上げ方の見本となるおじさんカード12枚付き

コミュニケーション能力

Scoop＆Serve Ice Cream Counterは、アイスクリームやトッピングがセットになっている知育玩具です。

アイスクリーム屋さんを友達と楽しむことができます。

ごっこ遊びを通して対話を重ねることで、相手の気持ちを感じ取り、コミュニケーション能力を育むことが期待できます。対象年齢は3歳以上です。

＜Scoop ＆ Serve Ice Cream Counterの特徴＞
・アイスクリーム屋さんを楽しめる知育玩具
・ごっこ遊びでコミュニケーション能力を養う
・対象年齢は3歳以上

想像力・創造力

ウインドウクレヨン 5色は、窓や鏡・タイルなどにも描くことができるクレヨンで、水で簡単に落とせます。

キャップ付きのクレヨンは鮮やかな発色で、世界中で選ばれている商品です。

子どもの自由な想像力や創造力を育み、特別なイベントの際の装飾にも便利です。
対象年齢は特になく、無害な材料で作られているため、低年齢から遊べます。

＜ウインドウクレヨン 5色の特徴＞
・窓やタイルなどにも描ける特殊なクレヨン
・水で簡単に落とせる
・無害な材料で作られているから安心

プログラミング的思考

ボットリー コーディングロボット アクティビティセットは、話題のプログラミング的思考を養う知育玩具です。

近年、高校教育ではプログラミングの授業が必須となりました。

おしゃべりするロボットを使って楽しくプログラミングの基礎を学ぶことができます。

アイディア次第では難易度も変えることができ、これ1台で基礎から応用まで学べます。対象年齢は5歳以上です。

＜ボットリー コーディングロボット アクティビティセットの特徴＞
・おしゃべりロボットで楽しくプログラミングの基礎を学べる知育玩具
・難易度を変えることが可能で、基礎から応用まで学べる
・対象年齢は5歳以上

集中力

木製ハンマートイはおもちゃの金づちでトントン叩いて、下に押し出すハンマー知育玩具です。

丸くて細長いパーツを打ち込みながら感覚を楽しみ、6色に色分けされたパーツで色の認識力を育むことができます。
ハンマーを使ってねらい通りに打つことで、手や腕の動きを発達させ、打ち込む動作を繰り返すことで集中力を養います。

＜木製ハンマートイの特徴＞
・イラストと同じようにハンマーを使う知育玩具
・手先の巧緻性、脳の発達を高める
・対象年齢は1歳以上

柔軟な思考

にこにこパイナップルは、表情を組み合わせて遊ぶ知育玩具です。

様々な感情を作ることができます。
子どもと感情について会話することで、思いやりや気遣いを学ぶこともできます。
小部品があるため、3歳未満のお子様には絶対に与えないよう注意してください。

＜にこにこパイナップルの特徴＞
・顔や手のパーツを組み合わせて遊ぶ知育玩具
・「自己への理解」や「他者への共感」を体験できる
・対象年齢は3歳以上

まとめ

この記事では、年齢・素材・身に付く力別に、知育玩具の選び方やおすすめの知育玩具をご紹介しました。

知育玩具は目的に合わせてさまざまな種類がありますが、お子さんの年齢や身に付けさせたい能力に合わせて適切に選ぶことが大切です。

どれが良いかわからないという方は、ぜひ今回ご紹介した知育玩具の中から選んでみてください。