小学生におすすめの知育玩具10選!利用する効果や種類を徹底解説
小学校に入学すると、興味・関心や人間関係の範囲が広がります。
そのような成長段階の小学生には、それぞれの興味や発達段階に合わせた知育玩具を選ぶことで、さらなる子どもの成長をサポートすることができます。
そこでこのページでは、小学生が知育玩具を利用する効果・小学生向け知育玩具の種類・選び方・おすすめ知育玩具などについて、詳しくご紹介していきます。
もくじ
小学生に知育玩具は良い?必要性とは?
まず、小学生の知育の概要や必要性について、以下のように分けて解説します。
・知育と教育の違い
・小学生の知育の必要性
・小学生の知育の例
1つずつ、見ていきましょう。
知育と教育の違い
「知育」は、「教育」の中に含まれます。
「知育」が幼児教育の基本とされる「三育(知育・徳育・体育)」の1つであるように、知識面に特化した教育を指します。
しかし近年では、徳育や体育も含んだ意味で「知育」という言葉が使われることが増えています。
「教育」は「知識を与え、個人の能力を伸ばす」という広い意味で使われていますが、その中でも特に幼少期の教育を「知育」と呼ぶことが多いです。
近年の知育は、遊びや体験を通じて学ぶことが重視されています。
小学生の知育の必要性
子どもの発達のためには「知育」は幼児期だけでなく、小学生になっても必要性が高いです。
小学生になると、知識やスキルだけでなく、探究心・問題解決能力・創造性・自己表現力などを育む重要性がさらに高くなるからです。
こういった力の基盤が築かれることで、子どもは自信を持ち、主体的に学び、自分の可能性を最大限に引き出せるようになります。
この力を育てる手段の1つが「知育」です。
小学生の知育の例
小学生の知育は、認知能力の発達をサポートし、自ら進んで学ぶ意欲を高めることを目指すことが必要です。
小学校の勉強も「知育」に含まれますが、学校以外の自分の探究心を深める活動も「知育」につながります。
知育の活動例として、パズル・読書・科学実験・創作活動・自然体験などが挙げられます。
子どもがより楽しくスキルを高められるようにサポートできる知育玩具を利用するのも、とても有効でしょう。
小学生が知育玩具を利用する効果
小学生が知育玩具を利用する効果は、以下の通りです。
・楽しみながら学べる
・論理的思考や問題解決力がアップする
・子ども自身の好奇心を育てられる
それぞれを、見ていきましょう。
楽しみながら学べる
小学生が知育玩具を利用する効果の1つ目は、楽しみながら学べることです。
例えば、ブロックのような知育玩具を使って、自分のイメージした世界や建物を作ることで、子どもはワクワクと創造力を刺激しながら、空間認識力や問題解決能力を養うことができます。
机に向かってアルファベットや数字を覚えることを苦痛に感じる子どもは多いですが、パズルや音の出る知育玩具を使えば、遊びながら自然と覚えられるようになる子どももいます。
知育玩具は子ども自身が楽しみながら学ぶことをサポートできるので、勉強嫌いであっても、さまざまなスキルを育むことができます。
論理的思考や問題解決力がアップする
小学生が知育玩具を利用する効果の2つ目は、論理的思考や問題解決力がアップすることです。
パズルやロジックゲームなどは、パズルを解いたりゲームを進める中で、論理的思考が必要です。
友達や家族と取り組めば、どうすれば解けるのかを話し合ったり、お互いのやり方を説明したり聞いたりする機会が出てくるでしょう。
そういった経験が、問題の原因と結果を把握し、物事を順序立てて考えていく力を育みます。
子ども自身の好奇心を育てられる
小学生が知育玩具を利用する効果の3つ目は、子ども自身の好奇心を育てられることです。
知育玩具には、科学キット・実験セット・恐竜化石発掘セット・プログラミングゲームなど、子どもの興味・関心を刺激するさまざまな種類があります。
自分の興味がある知育玩具を選ぶことで、子どもが本来持っている「自ら学びたい」という好奇心を刺激し、その分野を探求することができます。
学校の勉強に限らず、幅広い分野で自分の興味・関心を育てることができるので、子どもの好奇心を刺激する知育玩具は、自己肯定感を高めることができます。
小学生向け知育玩具の種類【男の子・女の子どちらもおすすめ】
次に、小学生向け知育玩具にはどんな種類があるのか見ていきましょう。
・ブロック・パズル
・実験キット・クラフトキット
・本
・ゲーム
・プログラミング玩具
男の子・女の子といった性別に限らず、興味がある知育玩具を選ぶことをおすすめします。
ブロック・パズル
小学生向け知育玩具の種類の1つ目は、ブロック・パズルです。
ブロックやパズルは、組み立てたり分解したりする中で、手先の発達を促し、脳を刺激します。
また、複数の子どもで取り組むことで、協力する力やコミュニケーション能力も育みます。
電車パズル・地図パズル・キャラクターパズル・立体パズルなど、特定の分野やユニークな組み立て方のパズルもあります。
実験キット・クラフトキット
小学生向け知育玩具の種類の2つ目は、実験キット・クラフトキットです。
顕微鏡・石鹸作り・リトマス試験紙・栽培キットなどの実験キットや、ビーズ・手芸・ペーパークラフトなどのクラフトキットも、小学生にピッタリの知育玩具です。
実験キットは子どもの興味を引くものも多く、学びのきっかけになることがあります。
また、さまざまなクラフトキットは、自分のアイデアを表現し、創造的な作品を作ることができます。
本
小学生向け知育玩具の種類の3つ目は、本です。
絵本・図鑑などを含め、さまざまな種類の本がありますが、本は知識や想像力を広げるための貴重なツールです。
絵本であれば、語彙力・読解力だけでなく、カラフルなイラストや写真から想像力や色彩感覚、イメージする力を育てることができます。
昆虫・電車・ゲームなど特定の分野に関する本であれば、興味のある分野の知識を広げることができます。
子どもは手にした本から、新しい事実や情報を学び、世界をより広く理解することができるでしょう。
ゲーム
小学生向け知育玩具の種類の4つ目は、ゲームです。
将棋・囲碁などの対戦ゲームから、パズル要素を含んだゲームなど、現在はアナログ・デジタル含め、さまざまなゲームがあります。
保護者にとって、特にデジタルゲームは中毒性があると心配されがちですが、戦略性が必要なゲームも多く、論理的思考を高めるゲームも多いです。
また、友達や家族とコミュニケーションをとりながら協力したり、競争したりと、複数人でプレイすることで社会性を身につけることもできます。
プログラミング玩具
小学生向け知育玩具の種類の5つ目は、プログラミング玩具です。
2020年度から小学校でも必修化されたプログラミング教育ですが、プログラミング玩具の種類も豊富です。
ブロックを使ってプログラミング概念を学んだり、ロボットを組み立ててプログラムを操作して動かしたりと、ジャンルもさまざまです。
日本国内でもSTEM教育が注目されていることもあり、プログラミング玩具を使いながらスキルを高める子どもが増えています。
関連記事:STEM教育とは?日本・海外の事例や幼児から遊べるおもちゃ・ゲームを紹介
小学生向け知育玩具の選び方
次に、小学生向け知育玩具の選び方を見ていきましょう。
・子どもの興味や好みに合わせて選ぶ
・年齢や発達段階を考慮する
・安全性を確認する
1つずつ、ご紹介します。
子どもの興味や好みに合わせて選ぶ
小学生向け知育玩具の選び方の1つ目は、子どもの興味や好みに合わせて選ぶことです。
子どもが自然とぐーんとスキルを身につけるときは、興味を持って楽しく遊んでいる時です。
保護者が「こういうスキルを伸ばしたい」という理由で知育玩具を選んでも、当の本人の興味がなければ、手をつけないか、途中で使わなくなってしまうこともあります。
子ども自身が選ぶなどして、興味や好みに合わせて知育玩具を選ぶようにしましょう。
年齢や発達段階を考慮する
小学生向け知育玩具の選び方の2つ目は、年齢や発達段階を考慮することです。
多くの知育玩具は、子どもの年齢・発達段階に応じた適切なレベルの難易度になっており、子どもが発展的に学べるように設計されています。
そのため、子どもの年齢・発達段階に適した知育玩具を選ぶことで、自らが主体的に楽しみながら学ぶことができます。
レベルの高い知育玩具をいきなり選ぶのではなく、徐々にステップアップすることで、
子どもが自信を持って取り組むことができるでしょう。
安全性を確認する
小学生向け知育玩具の選び方の3つ目は、安全性を確認することです。
知育玩具の材質が安全であるかどうか、耐久性があるかどうかも重要です。
しっかりとした作りで、安全性を保ちながらも長く楽しめるものを選ぶことが望ましいです。
また、使用方法や注意事項の記載をしっかりと確認し、安全に使うための情報を理解しておくことが大切です。
小学生におすすめ知育玩具ランキング
最後に、小学生におすすめ知育玩具ランキングを、低学年向け・高学年向けに分けてご紹介していきます。
【小学校低学年向け】おすすめ知育玩具5選
まず、小学校低学年向けの知育玩具5選をご紹介します。
Pattern Blocks and Boards
Pattern Blocks and Boardsは、赤・黄・青・緑・橙・白の全6色のパターンブロックと、パターンボードのセットです。
6種類の形のパターンブロックは120ピースと大容量です。これらを10種類のパターンボードに合わせて形を作ったり、自分で新たな形を作ったりして遊べます。
温かみのある木製で、集中して遊んでいるうちに子どもの創造力がどんどん発揮されるブロックです。
<Pattern Blocks and Boardsの特徴>
・手触りの良い木製にこだわったブロック
・自然と図形の概念が身につく
・片付けにも困らないケース付き
VR ATLAS 世界旅行 日本語版
VR ATLAS 世界旅行 日本語版は、VRで世界の国・都市・料理・文化などを体験できるキットです。
VRゴーグル・プロジェクトブック・世界図鑑・実験キットなど多彩なアイテムがセットになっており、世界中を冒険しながら旅行気分を味わえます。
写真が動き出すAR機能や、化石発掘などの15種類のアクティビティなど、各都市にちなんだ体験を楽しむことができます。
<VR ATLAS 世界旅行 日本語版の特徴>
・VRゴーグルをかけて世界旅行ができる
・世界の都市の特徴や歴史が学べる
・スクラッチマップに自分の旅路を記録
レース トゥー ザ トレジャー!
レース トゥー ザ トレジャー!は、プレイヤー同士で話し合いながら、道を作ってゴールを目指す協力型ゲームです。
アルファベット・数字が書かれた2種類のサイコロを使って道カードをつなげながら、ハンターより先にゴールを目指します。
最初にカギ・ハンターのお菓子の場所を決め、それらをゲットするように、プレイヤー同士でコミュニケーションをとることが肝心なゲームです。
<レース トゥー ザ トレジャー!の特徴>
・個人の勝ち負けではない協力型ゲーム
・問題解決能力が育まれる
・友達と作戦を立てるのが楽しい
コーンジラ
コーンジラは、10個のアイスクリームピースを積み上げて、アイスクリームを早く作ることを目指すゲームです。
全てのアイスクリームピースには数字が書かれています。手持ちのピースの一番上に書かれた数字より、大きな数字のピースが出れば、アイスクリームを上に積み上げられます。
伏せたピースの数字を覚える必要もあるので、記憶力も鍛えられます。
<コーンジラの特徴>
・夢の10段アイスの完成を目指すゲーム
・ワクワクするようなカラフルなイラスト
・記憶力と運が試される
ロジカルな思考力を育てる マーブルメイズ
ロジカルな思考力を育てる マーブルメイズは、カラフルなタイルを並べ、迷路を完成させるパズルゲームです。
最初にチャレンジカードに書かれた問題通りにタイルを並べ、8つの球が狙ったスペースに転がるように、転がる方向を考えながら残りのタイルを並べます。
3段階のレベルに合わせた6種類の遊び方に取り組むことで、論理的思考力が育ちます。
<ロジカルな思考力を育てる マーブルメイズの特徴>
・思った通りに球が転がるようにタイルを並べるゲーム
・カラフルなタイルが視覚を刺激
・84の問題付きで1人でも遊べる
【小学校高学年向け】おすすめ知育玩具5選
次に、小学校高学年向けの知育玩具5選をご紹介します。
オービト
オービトは、動くゲームボードの上で、ビー玉を転がして横・縦・斜めに4つずつ並べるゲームです。
プレイヤーは白か黒の自分の色を決め、それぞれの色のビー玉を1つずつボード上に追加していきます。
オービトボタンを押すと、ビー球がとなりのマスに移動します。その動きに気をつけて、ビー玉を相手より早く4つ並べることを目指します。
<オービトの特徴>
・2人で遊べる戦略型対戦ゲーム
・ビー玉の動きを予測して並べる
・思考力・集中力が高まる
VR SCIENCE LAB 科学の実験 日本語版
VR SCIENCE LAB 科学の実験 日本語版は、VR・AR体験を通じて科学のおもしろさを体験できるキットです。
VRゴーグル・プロジェクトブック・試験管などの実験アイテムがセットになっており、小学生が科学に興味をもつきっかけになるアイテムが満載です。
スマホをかざすと動き出すマクスウェル教授に実験方法を教わり、レモンでLEDライトをつけるなどの実験をすることができます。
<VR SCIENCE LAB 科学の実験 日本語版の特徴>
・VR・ARの世界で科学を楽しめるキット
・本格的VRゴーグルで理解を深める
・25ものサイエンスプロジェクト
積んで運んで GO!GO!フォークリフト
積んで運んで GO!GO!フォークリフトは、リフトを操作し、チャレンジカードに描かれた通りに樽を積んで運ぶゲームです。
フォークリフトは上部を押すとリフトが下がるようになっているので、力加減に気をつけて樽を運びます。
樽の色と数をあわてずに確認したり、樽を落とさないように注意したりしなければならないので、遊びながら自然と集中力を高められるでしょう。
<積んで運んで GO!GO!フォークリフトの特徴>
・シンプルながらに夢中になるフォークリフトゲーム
・30枚のチャレンジカード付き
・レベルに合わせた遊び方ができる
KANOODLE カヌードル
KANOODLE カヌードルは、球がくっついたようなユニークな形のピースを、パズルブックに書かれた問題通りに配置するパズルゲームです。
問題は2Dが162問、3Dは38問と全部で200問あり、立体パズルとしても平面パズルとしても楽しめます。
持ち運びに便利なコンパクトサイズなので、自宅でも外出先でも遊びながら脳トレができるでしょう。
<KANOODLE カヌードルの特徴>
・2D・3Dでも遊べるパズル
・小学生も大人も楽しい脳トレゲーム
・空間認識力がぐんぐんアップ
ピクシケード ゲームメーカー
ピクシケード ゲームメーカーは、自分で描いた絵が、スマホやタブレットでオリジナルゲームとしてプレイできるようになります。
5色の専用マーカーで絵を描き、アプリで絵を撮影すると、迷路・ブロック崩し・ラリーゲームなど8種類のゲームがプレイできるようになります。
オリジナルゲームは、ツールを追加したり修正したりと、さまざまなカスタマイズも思い通りです。
<ピクシケード ゲームメーカーの特徴>
・描いた絵がオリジナルゲームに大変身
・マーカーの色によって機能がかわる
・プログラミング思考が身につく
まとめ
このページでは、小学生が知育玩具を利用する効果・小学生向け知育玩具の種類・選び方・おすすめ知育玩具などについて、詳しくご紹介しました。
小学生が遊べる知育玩具にはさまざまな種類がありますが、一番重要なのは子どもの興味・関心に合わせて選ぶことです。
子ども自身が取り組みたい知育玩具であれば、机に向かうのが苦手な小学生であっても、好奇心を刺激しながら、論理的思考・問題解決力などのスキルをぐんぐん育むことができるでしょう。