指先を鍛えよう!手指の発達に効果的な遊びとおもちゃ10選
子どもの知能を伸ばすには、手指を使った遊びが良い!
こんなことを耳にしたことはありませんか?
でも、深く調べたことはなく、
「手や指を使った遊びにはなにがあるの?」
「手指の発達を促す遊びには、どんな効果があるの?」
といった疑問をお持ちではありませんか?
今回は、手指の発達を促す遊びが子どもにもたらす効果を解説します。
また、手指の発達に役立つ遊びや、月齢別におすすめの玩具も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
遊びの中で育まれる手指の発達と効果
乳幼児の手指の発達と効果は、普段の遊びの中で育まれると言われています。
ここでは、乳幼児の手や指の発達についての基礎知識と、手指のトレーニングが子どもにもたらす効果について詳しく解説します。
手や指の発達と脳の関係
手や指の動きは脳と密接に関わっており、指先は「第2の脳」と言われます。
手指には、脳につながっている神経がたくさんあり、手指を動かすことで脳が刺激されるためです。
また、脳の神経細胞は、0歳から2・3歳頃までに急速に成長すると言われます。
3歳頃の脳の重さは、大人の約90%になるとされており、特に視覚・触覚・聴覚や言語能力に関わる部分の発達がめざましいと考えられています。
さらに、ペンを持つ・洋服のボタンを留めるなど、指先の発達が必要な動作は、日常生活を送るうえでも重要です。
自分でできる日常動作が増えると、子どもも自分から進んで行動するようになりますよね。このことから、手指の発達は、子どもの自立への第一歩だとも考えられています。
指先を使った遊びの効果
指先を使った遊びは、”目と手の協応運動”に役立ちます。目と手の協応運動とは、目の動きに手の動きをあわせる力です。
例えば、字を書くときには線を書く方向を見ながら、そちらに向けて鉛筆を動かす必要があります。目と手を連動させることは、学習に向けた土台を作るためにも重要な力です。
また、指先をたくさん使うと、子どもの集中力を高めます。
子どもが指先を使う遊びに熱中すると、より繊細に指先を動かそうと集中するためです。
さらに、指先を使った遊びは脳を刺激することから、運動能力や言語力の発達にもよい効果があると言われています。
遊びの中で手指の発達を促す!5つの遊び
子どもの脳を刺激するためにも、毎日の遊びの中で指先を鍛える遊びを取り入れてみましょう。ねんど遊びやお絵描きといった身近なものでも、指先の発達は促されます。
ここからは、手指の発達を促す遊びを5つ紹介します。
新聞紙遊び
手指の発達を促すには、新聞紙遊びがおすすめです。
新聞紙を使って、掴む・ちぎる・丸める動作のトレーニングができます。
また、新聞紙遊びは、感触や形の変化を楽しむのにも最適です。新聞紙がちぎれるときのビリビリという音や、紙と紙がこすれ合うカシャカシャといった音は、子どもたちにとって楽しく新鮮な音に聞こえます。
さらに、新聞紙は子どもの体と同じくらいの大きさがあるため、全身を使ったダイナミックな動作もできます。
新聞紙遊びは、手や指先の力を養うとともに、視覚や聴覚を刺激するのに最適な遊びです。
ねんど遊び
手指の発達を促すには、ねんど遊びもおすすめです。
ねんど遊びを通じて、「手のひらでねんどを丸める」「指先でねんどを掴む」「伸ばす」「つまむ」「ひねる」といった動作ができます。
また、手で直接ねんどに触れることで、冷たさや柔らかさ、すべすべなどの感触を敏感に感じ取ることもできます。
やわらかく扱いやすいねんどは、低年齢の子どもでも形作るのが簡単なことも魅力の1つです。
ねんど遊びは、指先を動かし感触を刺激するだけでなく、子どもの創造力も育みます。
ねんどは、子どもの年齢にあわせて種類を選ぶのがポイントです。
小麦粉ねんどは大人と一緒に0歳から
油ねんどは口に入れる心配がなくなる2歳頃から
乾燥させて作品を残せる紙ねんどは3歳頃から
と、年齢にあわせて選ぶとよいでしょう。
紐通し
手指の発達を促す遊びには、紐通しもおすすめです。
紐通しとは、穴の開いたビーズなどのパーツに、紐を通していくというシンプルな遊びです。
紐通しでは、左右の手で別々の動作を行い、穴という限られた空間に紐を通していきます。
指先を非常に繊細に動かす動作で、子どもの集中力も育む遊びです。
家にあるような身近な道具でも、紐通し遊びのパーツが作れます。
例えば、トイレットペーパーの芯や太めのストローなど、筒状のものを短く切ってビーズを作るのもおすすめです。毛糸やリボンを紐にして通して遊んでも楽しそうですね。
お絵描き
お絵描きも指先を使った遊びの1つです。
お絵描きでは、クレヨンや色鉛筆をしっかりと握り、手を動かしながら白い紙に描きます。白い画用紙の上に自分の思い通りに描いていく動作で、指先を繊細に動かすことや、手や腕を自由にコントロールする力を伸ばせます。
0~1歳頃には好きな色を使い、好きなように描くだけでも子どもの想像力や色彩感覚を育みます。
3歳を過ぎた頃からは、徐々に自分が描いたものに意味を込められるようになります。
シール貼り
手指の発達を促す遊びは、シール貼りもおすすめです。
紙とシールの距離感を掴み、目と手の協応運動ができます。
シールを剥がし、台紙のねらった場所に貼るという一連の動作は、幼児にとって難しいものです。何度も繰り返し行うことで、指先が細かいところまで思い通りに動かせるようになるでしょう。
また、ねらった場所にシールが貼れるようになると達成感を味わえるため、自己肯定感を育みます。
さらに、赤・青・白など多くの色のシールを自由に貼る作業は、子どもの創造力や色彩感覚を育むことにもつながるでしょう。
遊びながら手指の発達を促す!年齢別おすすめ玩具5選
手指の発達を促すには、もちろん知育玩具もおすすめです。
ひとことで知育玩具といっても、種類がたくさんあり、どれがいいのか悩みますよね。
ここでは、手指の発達を促すおもちゃを、6ヶ月頃から3歳頃までの年齢別に5つご紹介します。
6~9ヶ月頃~:掴む・積む
6~9ヶ月頃の赤ちゃんには、手で掴んで積み重ねる動作ができるおもちゃ、「トブルス ネオ」がおすすめです。
この頃の赤ちゃんは、お座りができるようになり、さまざまなものに触れたいという好奇心が増してきます。
トブルス ネオは、7つのパーツを積み上げたり崩したりしながら、手や腕を動かすことのできるおもちゃです。
シンプルな形状だからこそ、自由な発想でさまざまな遊びに発展させられます。
<トブルス ネオの特徴>
・パーツが大きくて安全性が高い
・色鮮やかな形で子どもの興味を惹きつける
・形や色の違うパーツを通じて認識力を育む
10~12ヶ月頃~:通す・回す
細かい動作が得意になってくる10~12ヶ月頃には、パーツをつなげて遊ぶおもちゃ「ララブーム 36ピースセット」がおすすめです。
10ヶ月を過ぎる頃の赤ちゃんは、親指・人差し指・中指の3本指を使って、掴む動作がスムーズになってくるため、パーツ同士をひねってつなげて、手首を回すトレーニングができます。
パーツの穴を利用して紐通しもできるため、集中力を高める効果も期待できます。
<ララブーム 36ピースセットの特徴>
・さまざまな質感・色・形で子どもの好奇心を刺激する
・洗浄・消毒しやすい素材で使い勝手がいい
・10ヶ月から4歳頃まで長く遊べる
1歳頃~:握る・押す
手先や体の動きが活発になる1歳頃のお子様には、「イニービン」がおすすめです。
プラスチック製のフレームに、格子状にカラフルなゴムが張り巡らされているおもちゃです。ブロックを握り、ゴムの間からブロックを入れたり出したりすることで、指先をトレーニングできます。
鮮やかな色合いのブロックが、赤ちゃんの興味を引くこと間違いなしです!
<イニービン特徴>
・ブロックの色や形の違いを通じて認識力を養う
・紐やブロックの感触の違いを楽しめる
・舐めても安全な素材で10ヶ月頃から使える
2歳頃~:握る・引き抜く
手指を使う動作にも興味を持って取り組むようになる2歳頃には、「手指の運動 ハリネズミ」がおすすめです。
はめ込み棒をしっかりと握り、ハリネズミに抜き差しする動作を通じて、指先のトレーニングが行えます。
また、ハリネズミの背中にある穴には数字が書かれており、数の概念に触れることもできます。
数字の順にはめ込み棒を差し込んだり、数を数えたりしながら、年齢にあわせて幅広く使える人気のアイテムです。
<手指の運動 ハリネズミの特徴>
・はめ込み棒を穴に抜き差しすることで指先を鍛える
・数字が書かれていて数の概念に触れられる
・棒はハリネズミ本体に収納できて持ち運びもできる
3歳頃~:描く
自分の思い通りに腕や手を動かして絵が描けるようになる3歳頃には、「ジャンボチョーク 48色」がおすすめです。
屋外のコンクリートやアスファルトなどに使えるチョークです。
自分の体よりも大きな絵を描くなど、紙の上では味わえないほどダイナミックなお絵描きも楽しめます。
48色という豊富なカラー展開で、子どもの表現力や創造力を育めます。
<ジャンボチョーク 48色の特徴>
・48色の豊富なカラー展開で表現力を育む
・折れにくくしっかりした作りで長く使える
・落書きしたあとは水で洗い流せる
まとめ
手や指は、脳の発達に密接に関わっています。
特に、脳の神経細胞の発達がめざましい3歳頃までの乳幼児期は、指先を使う遊びがおすすめです。新聞紙やお絵描きといった、身近な遊びでも手指を鍛えられます。
また、知育玩具は遊びながら自然と手指のトレーニングができ、手軽に使えます。
ぜひこのページを参考に、子どもの手指を鍛える知育玩具を選んでみてください。