知育玩具で指先トレーニングするメリットやおすすめのおもちゃを詳しく紹介
子どもの指先を鍛えるのに、知育玩具を使いたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
指先を鍛えると脳も発達すると言われているため、指先を鍛えるおもちゃへの注目が高まっています。子どもの遊びには粘土や積み木など、指先を使った遊びが数多くあります。
このページでは、知育玩具で指先をトレーニングするメリットや選び方、おすすめのおもちゃを詳しく紹介します。
もくじ
知育玩具で指先をトレーニングするメリット
知育玩具を使って指先をトレーニングすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。小さなときから遊びを通して鍛えることには、多くのメリットがあります。
ここでは、5つのメリットについて紹介します。
手先が器用になる
指先を使って繰り返しトレーニングすることで、手先が器用になります。
子どもはおもちゃで何度も遊ぶことで、手先を繰り返し動かすことに慣れていきます。
最初は触る・持つなどの簡単な動きから始まりますが、成長につれて組み立てる・はめるなどを覚え、次第にパズルやブロックを使って細かい作業も得意になるはずです。
知育玩具を使うことで、細かな作業も得意になり、手先が器用になるのを促せるでしょう。
想像力が豊かになる
知育玩具で指先を使えば、想像力も豊かになります。
例えば積み木遊びやお絵描きは想像しながら指先を動かす遊びです。
「どのように組み立てようか」「自分の描きたいものはなんだろう」など、イメージしながら取り組むことができるため、頭の中に思い描いたものと、それを形にしていく方法が覚えられます。
自分で考えながら指先を使った遊びに取り組むことで、想像力が豊かになります。
脳が発達する
知育玩具で指先をトレーニングすれば、脳の発達にも繋がります。
指先は「第二の脳」とも言われているほど、多くの神経が集中しています。そのため指先を細かく動かすことを続けると、前頭葉が活発に働くようになります。
人間の脳は3歳頃までにほぼ出来上がると言われており、幼児期にしっかりと指先を動かして脳を発達させることが大切です。
小さな頃から指先を使った遊びでトレーニングすることは、育脳(3歳頃までに多くの経験や刺激を適度に与えることで、脳の発達を促すこと)にとってもとても大切なのです。
効率化を意識する
知育玩具で指先を上手に使えるようになると、効率化を意識できるようになります。
例えば、一つ一つの積み木を上手に積み重ねられるようになると、今度は短い時間でいろいろな物を作ったり、高く積み上げたりすることに興味がシフトします。
上手にバランスを取れなくて崩れると、「どう積み上げたら良いのか」「どうすれば早く完成するのか」を自然と意識するようになるため、効率の良い遊び方に繋がります。
親子のコミュニケーション活性化
知育玩具には親子で一緒にできるものもあります。
知育玩具を使った指先トレーニングは、ちょっとした時間に楽しむことができるため、親子のコミュニケーションの活性化にもなります。
一緒に遊ぶことは子どもとのコミュニケーション手段となりますし、子どもだけでなく大人の脳のトレーニングにもなります。
知育玩具を使ったコミュニケーションには、親子一緒におもちゃでバランスゲームをしたり、物を組み立てたりするものなどがあります。
また、おもちゃを使う以外にもちょっとしたお手伝いも、指先のトレーニングになります。
食事前に箸やスプーン・フォークを並べるのをお手伝いしてもらう、洗濯物を畳んでもらうなど、日々の生活の中には指先や手を鍛える動きが多くあるため、ぜひ一緒にチャレンジしてみてください。
知育玩具を使った指先トレーニングの方法
ここまで知育玩具でトレーニングするメリットについて紹介しました。それでは、トレーニングする方法としてどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは知育玩具を使った指先トレーニングの方法を7つ紹介します。
最初は出来なくても毎日少しずつ取り組むことで上手に出来るようになります。子どもがやりたい物を優先して遊びながらトレーニングしましょう。
さまざまな手触りを感じる
1つ目の方法は、さまざまな手触りを感じることです。
つるっとしたもの、ザラザラしたもの、プニプニしたもの、柔らかいものなど実際に触って知るトレーニングです。
中には子どもが気持ち悪いと思うものもあるかもしれませんが、いろいろな触感があることを触って楽しみましょう。
指先を使って素材の感触を楽しむ遊びは、自分の好きな感覚を見つけるのに役立ちます。
ボールを転がす
2つ目の方法は、ボールを転がすことです。
ボールは、指先で少しチョンと触ってみるのと、手のひらでゴロンと回すのでは転がり方が変わります。強く触れば転がって遠くに行くことを覚え、自分の力加減でどのくらい転がるかを覚えることができます。ボールを転がすことも立派な指先トレーニングです。
くっつけて組み立てる
3つ目の方法は、くっつけて組み立てることです。
テープやのりを使って、紙などを貼り付けることも子どもにとってはしっかりとしたトレーニングになります。トイレットペーパーの芯、ラップの箱やティッシュペーパーの箱など、家にあるものを使って取り組んでみましょう。
自分でテープを使って物をくっつけること、形を組み立てることで、想像力のアップも期待できます。
型にはめる
型にはめることで、どこにはめたらいいか、ちょうど良いところを自分で探すことで指先が鍛えられます。
例えば、型はめおもちゃは形が合っていても向きが違うと入らないので、子どもが形を認識しながら遊ぶのにぴったりです。
紐を通す
5つ目の方法は紐を通すことです。
小さな穴に何度も紐を通そうとすることで、手先が器用になります。
ビーズや積み木などの穴に紐を通す行為は、とても難しく根気がいるため、上手くいかないことを続けることで子どもがやる気をなくしてしまうかもしれません。そのため、大人も根気強く見守ってあげることが大切です。
積み木やブロックなどを積む
どうすれば高く積み上げられるか、どの場所に置いたらいいかなど頭の中で組み立てながら手先を使うことができます。
積み木やブロックはまだ力のない赤ちゃんでもできる遊びです。まだ持つことができなくても、物や形に興味を持ち、舐めたり触ったりすることから始めるだけでも良いので、素材が柔らかいものから与えてみましょう。
ハサミで切る
7つ目の方法は、ハサミを使って切ることです。
ハサミを握って手を動かすことは、指先のトレーニングにとても適しています。
「どう動かせばどのような形に切れるのか」「どんな形を作ることができるか」「作りたい形を切るためにはどこを切ればいいのか」などを考えながら指先を動かすため、脳への刺激にもなります。最初は危ないので、大人が手を添えて見守ってあげましょう。
知育玩具の選び方
ここでは、知育玩具の選び方を4つのポイントに絞って紹介します。選ぶ際の基準として、参考にしてみてください。
安心安全であること
1つ目のポイントは安心安全であることです。
赤ちゃんや小さな子どもは、おもちゃを口に入れてしまうことが多いため、口に入れても安心安全であることを基準に選ぶようにしましょう。
安心安全な知育玩具の特徴には、以下の項目があります。
・口に入れても安全な素材・形であるか
・誤って飲み込んでしまわないか
・衛生面で問題はないか
上記の点に気をつけて選ぶと良いでしょう。
シンプルな機能
2つ目のポイントはシンプルな機能なことです。
子ども自身がどうやって遊んだら良いのかすぐにわかるように、余計な機能がついていないおもちゃを選ぶことをおすすめします。
機能が多いおもちゃは、子どもが複雑で難しいと感じやすいため、遊ぶのが嫌になってしまう可能性もあるため気をつけましょう。
子どもが興味を示すこと
3つ目のポイントは子どもが興味を示すことです。
知育玩具は子どもが自発的に遊んでこそ、その効果を発揮します。
大人の判断だけで選んでしまうと、子どもが興味を示さずにまったく遊ばないかもしれません。そのため、子どもがどのような遊びが好きか、性格を考慮して一緒に選ぶことをおすすめします。
年齢に合っていること
4つ目のポイントは、年齢に合っていることです。
知育玩具の多くは、メーカーがトレーニングの効果が一番出るとする対象年齢を定めています。
年齢に合っている知育玩具を子どもに与えることで、効果がより発揮されやすくなります。月齢や発達度合いを見ながら適切な時期に遊ばせましょう。
指先トレーニングにおすすめの知育玩具
ここでは、指先をトレーニングするのに適した、おすすめの知育玩具を以下に7個紹介します。それぞれ鍛え方が違いますので、参考にしてみてください。
センソリーボール付 18 ピースセット
「センソリーボール」はブロックのようにつなげる、積み木のように重ねて遊ぶおもちゃです。
でこぼこした柔らかい素材のボールが特徴的で、10ヶ月から4歳まで年齢に合わせて使い方を変えることができます。
最初は触ることから始まり、次第にねじる・つなげるなど成長に合わせたスキルを自分で身につけることができます。
少し年齢が離れた兄弟でも、楽しく遊ぶことができます。
<センソリーボールの特徴>
・0歳〜4歳まで遊べる
・お風呂でも水を入れ遊べる
・色や形、質感に触れて五感を刺激することができる
ディンプル
「ディンプル」は6ヶ月の赤ちゃんから使える指先知育玩具です。
幼児の小さな手でも持ちやすい大きさと重さが特徴です。
カラフルな色と硬めのシリコンでできているため、乳児の視覚と指先から赤ちゃんの脳をやさしく刺激してあげることができます。
プラスチック製品に含まれる化学物質BPA(ビスフェノールA)が使われておらず、0歳児が舐めたり噛んだりしても安心な素材でできているため、歯固めとしても使えます。
<ディンプルの特徴>
・BPA(ビスフェノールA)フリーなので安心安全
・赤ちゃんの目を惹きつける鮮やかなカラー
・硬めのシリコンは押すとポコンと音が鳴る
ララブーム36ピースセット
「ララブーム」は宇宙や自然をイメージして作られたユニークなデザインのおもちゃです。
10ヶ月から4歳までと、幅広い年齢に対応しており、使い方を変えることで長く遊べます。
さまざまな質感・形・色でできているため、子どもの好奇心を刺激します。
ブロックのようにつなげる、積み木のように重ねるなどいろいろな遊び方ができるため、子どもの成長に適した必要なスキルを自発的に身につけることができます。
「自己教育力」の考えを根底にした、モンテッソーリ教育に対応したおもちゃです。
<ララブームの特徴>
・子どもの「考える力」や「応用力」を伸ばす
・洗浄・消毒しやすい安全な素材で作られている
・0歳〜4歳まで遊べる
スクイグズ スターターセット
「スクイグズ スターターセット」は色鮮やかでつい動かしたくなる形のおもちゃです。
パーツ同士を繋げて自分の好きな形を作ることができるため、触り続けていると次第に子どもが集中して、手放せなくなることでしょう。
パーツの形は8種類あり、繋げるだけでなく壁や窓にもくっつくのでお風呂遊びにも適しています。
<スクイグズ スターターセットの特徴>
・いろいろな形があるので形の違いや色の違いの理解力が育ち、子どもの想像力を養う
・お部屋の中でもお風呂でも遊ぶことができる
・高品質なシリコンゴム製で遊んだ後も小さなゴミや跡が残らない
ペグボードセット
「ペグボードセット」はフランスで開発されたおもちゃです。
穴があいたユニークな形のセンソリーボールと、2つのピースで出来たララブームビーズがセットになっています。
10ヶ月から4歳までの年齢に対応しており、さまざまな遊び方ができます。
例えばララブームビーズをブロックのようにつなげる、積み重ねて遊ぶ、ボードに組み合わせるなど、いろいろな遊び方ができるでしょう。
付属のアクティビティカードを使えば、神経衰弱・色合わせ・記憶力ゲームなども可能です。
<ペグボードセットの特徴>
・さまざまな質感・形・色で子どもの好奇心を刺激することができる
・ビーズをペグボードにねじってはめ込むなどすることで、指先を動かす訓練ができる
・0歳〜4歳まで長く遊べる
Learning Laces Skill Boards
「Learning Laces Skill Boards」は、穴の空いたボードに布を縫うように紐を通す遊びができるおもちゃです。
遊び方がシンプルなので、子どもは紐を通すことに集中して取り組むことができます。紐を 握る・小さな穴に通す・紐を引っ張るという各ステップで手指の運動能力をしっかりと鍛えられます。
<Learning Laces Skill Boardsの特徴>
・紐通しを黙々とすることで集中力が養われる
・ボードの可愛いイラストでお話ごっこ遊びもできる
・ボードに書かれた文字や数字が学べる
Trace Ace Scissor Skills
「Trace Ace Scissor Skills」は、はじめてはさみを使う子どものために作られた、安全なはさみセットです。
プラスチックでできており、手が刃に直接触れても切れない作りになっています。
プラスチックのテンプレートが付属されており、線を描く・なぞる・描いた線を切るなど、はさみを使う練習をしっかりと行えます。
<Trace Ace Scissor Skillsの特徴>
・アシスト機能があるのでハサミの開閉に慣れていなくてもサクサク切れる
・線が描かれた紙のテンプレートがセットになっており、すぐに切る練習ができる
・プラスチックのテンプレートで型取って切り抜いて何度でも遊べる
まとめ
幼児期から指先のトレーニングをはじめると、脳の発達に良い効果をもたらします。
このページで紹介したように手先を鍛える知育玩具はたくさんあります。子どものお気に入りのおもちゃを探して、ぜひ大人も一緒に取り組んでみてください。
楽しく遊びながら指先をトレーニングしましょう。