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2022.11.11

寝かしつけ不要!?ジーナ式育児の特徴・メリット・デメリット・ポイントを解説!

ジーナ式 アイキャッチ画像

さまざまな育児法の1つにジーナ式育児があります。

「ジーナ式育児ってなに?」
「寝かしつけ不要って本当なの?」
「ジーナ式のメリット・デメリットは?」
「ジーナ式育児のやり方を知りたい」など、ジーナ式育児を取り入れてみたいと思って興味を持っているパパママも多くいるでしょう。

このページでは、ジーナ式育児とは何かを解説し、ジーナ式育児の3つの特徴・メリット・デメリット・取り入れるときのポイントを紹介します。

 

ジーナ式育児とは何か?          

ジーナ式育児とは、イギリスのカリスマ・ナニー(乳母)であるジーナ・フォードが、世界各地の家庭で積んだ経験から提唱する快眠メソッドです。

赤ちゃんがパパママの寝かしつけをしなくても、自分の力で入眠し、朝までぐっすり眠れるようにするトレーニングです。

日本でもジーナ式育児の一部を取り入れた「ねんねトレーニング(ネントレ)」が注目されています。

 

ジーナ式育児の特徴

ジーナ式育児は赤ちゃんのときから始める快眠トレーニングですが、トレーニングの方法も特徴的です。

ここでは、ジーナ式育児の特徴を3つ紹介します。

・1日のスケジューリングをする
・パパママと別室で就寝する
・寝室を真っ暗にする

1つずつ見ていきましょう。

 

1日のスケジューリングをする

ジーナ式 スケジュール

ジーナ式育児の特徴の1つ目は、1日のスケジューリングをすることです。

ジーナ式育児では、赤ちゃんの一日のスケジュールを決めて崩すことをせず、赤ちゃんの生活リズムに取り入れていきます。

決まった時間に行うスケジュールとしては、起床・就寝・授乳やミルク・お昼寝などがあります。

まず、起床時間は7時、就寝時間19時と決まっています。

特徴としては、月齢によって睡眠時間が変わりますが、お昼寝の時間を調節することで起床時間・就寝時間が守れるようにすることです。

 

また、授乳の時間についても、月齢で決まっています。授乳時間をキープし続けることで、ちょこちょこ飲みを防ぎ、授乳の場合はママのおっぱいの量も整ってくると言われています。

 

パパママと別室で就寝する

ジーナ式 一人

ジーナ式育児の特徴の2つ目は、パパママと別室で就寝することです。

ジーナ式では、添い寝をして授乳をしながらの寝かしつけはしません。

これは、赤ちゃんがお腹いっぱいにならないと眠れないことと、添い乳がないと眠れなくなることを防ぐためです。

 

就寝の30分前から部屋を薄暗くして赤ちゃんを寝かしつけ、就寝時間になったら赤ちゃんの部屋を真っ暗にして、一人にします。

もし赤ちゃんが10分経っても眠らなかったり泣いていたりしても、しばらく様子を見ます。

ここで抱っこしたり添い寝したりしないのがポイントです。これを根気よく繰り返すことで、赤ちゃんの入眠リズムが整っていきます。

 

寝室を真っ暗にする

ジーナ式 真っ暗

ジーナ式育児の特徴の3つ目は、寝室を真っ暗にすることです。

ジーナ式では、夜だけでなくお昼寝の時間も部屋を真っ暗にします。これは赤ちゃんに対して「暗くなったら寝る時間」ということを認識させるためです。

ただし赤ちゃんは、明るい部屋から暗い寝室に行っても急に眠れるわけではないため、入眠の30分前から部屋を薄暗くして準備をします。

 

なお、ジーナ式では足の部分が閉じた※スリーパーの利用をすすめています。

※布団とパジャマの良いとこ取りをしたベストのような見た目の寝具のこと。

赤ちゃんは、体を包まれることで温かさを感じ、ママのお腹にいるときの安心感を思い出すため、入眠しやすくなると言われています。

スリーパーを使うことで、ジーナ式育児が取り入れやすくなると言えます。

ジーナ式育児のメリット  

寝かしつけや添い寝をしないジーナ式育児のメリットは、以下の3つです。

・寝かしつけが不要になる
・赤ちゃんがいつでもご機嫌でいてくれる
・我が子に接するのがラクになる

1つずつ見ていきましょう。

 

子どもの寝かしつけが不要になる

寝かしつけ 不要

ジーナ式育児のメリットの1つ目は、寝かしつけが不要になることです。

ジーナ式では、就寝時間が決められているため、トレーニングを続けることで、就寝時間に寝室に連れて行き、部屋を暗くしたら眠ることが習慣化されます。

「ジーナ式育児を取り入れると寝かしつけがラクになる」と言われているのはそのためです。

ジーナ式育児を取り入れることで、パパママの寝かしつけの悩みが少なくなると言えます。

 

赤ちゃんがいつでもご機嫌でいてくれる

赤ちゃん ご機嫌

ジーナ式育児のメリットの2つ目は、赤ちゃんがいつでもご機嫌でいてくれることです。

ジーナ式育児では、赤ちゃんが決まったスケジュールで生活リズムを作っていくため、いつでもご機嫌でいてくれると言われています。

その理由は、スケジュール通りに過ごすことで、お腹が満たされる時間・眠れる時間が子どもの感覚の中で認識されるためと考えられています。

 

子どもがスケジュールを認識し安心感を得るためにも、パパママがスケジュールを守って生活することが重要です。

赤ちゃんがご機嫌よく過ごしてくれることで、パパママのストレス軽減にもつながることが期待できます。

 

子どもに接するのがラクになる

ジーナ式 親子関係

ジーナ式育児のメリットの3つ目は、我が子に接するのがラクになることです。

ジーナ式育児を取り入れることで寝かしつけが不要となり、赤ちゃんがスケジュール通りにご機嫌で過ごしてくれることから、パパママも我が子に接するのがラクになるでしょう。

育児は、思い通りにならないことばかりでストレスになることも少なくありません。

 

同じ生活リズムで毎日過ごすというトレーニングが必要ですが、パパママが約束を守ってくれるという信頼感が赤ちゃんに根付くことで、赤ちゃんは安心感に包まれて過ごすことができます。

最初は大変かもしれませんが、あきらめずに取り組むことが大切です。

 

ジーナ式育児のデメリット

ジーナ式育児のデメリットは、以下の3つです。

・スケジュールが定着するのに時間がかかる
・外出がしづらくなる
・周囲の理解を得るのが大変

1つずつ見ていきましょう。

 

スケジュールが定着するのに時間がかかる

かかる時間

ジーナ式育児のデメリットの1つ目は、スケジュールが定着するのに時間がかかることです。

ジーナ式育児を定着させるためには、パパママの根気が必要です。

スケジュール通りに進めようとしても、赤ちゃんは、スムーズに寝てくれるときばかりではなく、赤ちゃんの泣き声を聞くと、心が折れそうになることもあるでしょう。

このような場合、すぐに効果が表れないかもしれないと割り切って、定着するまでじっくりと腰を据えて臨むことが必要です。

 

外出がしづらくなる

外出先 困る

ジーナ式育児のデメリットの2つ目は、外出がしづらくなることです。

ジーナ式育児では、スケジュールを徹底することが求められるため外出の予定を組み込むことが難しく感じられることがあります。

外出先でタイミングよく、「授乳やミルクを与えられない」「昼寝ができない」「就寝時間に間に合わない」などのリスクを考えると予定が入れづらくなってしまうことが考えられます。

 

周囲の理解を得るのが大変

ジーナ式 周囲への理解

ジーナ式育児のデメリットの3つ目は、周囲の理解を得るのが大変なことです。

ジーナ式育児では、スケジュールや決まりを重視するため、赤ちゃんの寝かしつけ・添い寝をせず、寝室で子どもが泣いていても抱っこしてあやすことはしません。

そのため、パパママの両親をはじめ友人・近所の人の理解が得られず、近所に泣き声が響くことが続いた場合には、虐待を疑われる可能性もあります。

 

ジーナ式育児を取り入れるときにおさえるポイント

ジーナ式育児を取り入れるときにおさえるポイントは、以下の3つです。

・出産前から環境を整える
・後乳までしっかり与える
・無理せずゆっくりと取り入れる

1つずつ見ていきましょう。

 

出産前から環境を整える

ポイントの1つ目は、出産前から環境を整えることです。

ジーナ式育児を取り入れるために、あらかじめ子どもが寝る場所を決めておきましょう。

例えば、ジーナ式育児の就寝場所を、生後すぐはリビング、生後数ヶ月したら寝室にするなど、途中で環境を変えることはおすすめできません。

それは、子どもが寝る場所を正しく認識できない可能性があるためです。

 

子どもが寝る場所を決めるときには、部屋を真っ暗にできるかどうかをまず確認して、一度決めたら変えないことを前提に環境を整えていきましょう。

うつ伏せ寝による窒息など、一人で寝かせることに不安が残る場合は、寝室にベビーモニターを設置してモニタリングすることも検討するとよいでしょう。

 

後乳までしっかり与える

ポイントの2つ目は、後乳までしっかり与えることです。

ジーナ式育児での授乳は、片方ずつの授乳を20分ずつで、それぞれ1回までとしています。20分という時間には、後乳までしっかりと与える意図があります。

母乳の場合、母乳は前乳と後乳で成分に違いがあります。後乳には前乳より脂質が多く含まれており、脂肪分が高いことで腹持ちがよくなります。

そのため、赤ちゃんがぐっすりと眠ってくれることが期待できるのです。

 

無理せずゆっくりと取り入れる

ポイントの3つ目は、無理せずゆっくりと取り入れることです。

ジーナ式育児はスケジュールを守ることで成り立つことから、スケジュールを守ることに一生懸命になりすぎてしまったり、寝室で赤ちゃんが泣いていても10分はそのままにしておかないといけないなどのルールに苦しくなってしまったりして、パパママはストレスを感じてしまう可能性があります。

ジーナ式育児にはパパママの根気が必要ですが、大切なのは家族が笑顔で過ごせることです。パパママが協力して、無理せず取り入れていきましょう。

 

まとめ

このページでは、ジーナ式育児とは何かを解説し、ジーナ式育児の3つの特徴・メリット・デメリット・取り入れるときのポイントを紹介しました。

ジーナ式育児は、スケジュールを守ることで赤ちゃんの生活リズムが整い、赤ちゃんがご機嫌で過ごしてくれることが期待できます。

スケジュールが定着するまでは、パパママの根気が必要ですが、定着することで赤ちゃんと接することがラクになるというメリットがあります。

パパママと赤ちゃんが楽しく過ごせることが何よりも大切であることを前提として、それぞれの家庭のペースで無理せず導入を進めましょう。

 

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