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2024.01.31

子育てに「教育方針」はあった方が良い?メリットや進め方もあわせて紹介

子育て 教育方針 アイキャッチ画像

子育て中、子どもにかける言葉が両親で一貫性がないと、子どもは混乱してしまうのではないか?このようなお悩みを解決するのが「教育方針」です。

教育方針を立てるなんて、おおげさではないかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、教育方針を立てておくと子育ての際のお困りごとを簡単に解決することができるかもしれません。

このページでは子育てに教育方針を立てるメリットや教育方針を決める際の3ステップなどを詳しく紹介しています。
子育てするうえで指針を決めておきたいと思われているかたは参考にしてみてください。

 

子育てに教育方針があるメリット

子育て 子ども 教育方針

子育てをする際、教育方針を持つことには多くのメリットがあります。

・家庭内で意見が食い違うことを防げる
・子どもの将来を考えるきっかけになる
・習い事や進路を決めるうえでの判断基準になる
・幼稚園や小学校受験の際に慌てなくて済む

それぞれ紹介していきます。

 

家庭内で意見が食い違うことを防げる

子育ては夫婦や家族の共同作業であり、教育方針を持つことで家庭内での意見の食い違いを防ぐことができます。

一人で育児をする場合は自分自身の考え方だけで子育てを進めることができますが、夫婦で育児をする場合は二人の考え方が異なることがあります。

教育方針を持つことで、家庭内での意見の食い違いを防ぐことができるので、子どもへの対応にブレが生じることなく子育てを円滑に進めることができます。

 

子どもの将来を考えるきっかけになる

日々の育児や家事に追われていると、子どもの将来について真剣に考える機会や時間を持つことが意外と難しかったりします。

しかし、教育方針を考えることは、子どもの将来を考えるきっかけになります。

将来子どもがどのような人になって欲しいのか、どのような人生を送って欲しいのかを具体的にイメージすることで教育方針の軸を定めていくのが良いでしょう。

一度決めたからといって変更しないわけではなく、成長過程に応じて見直せばより良い指針となり、子どもの将来像に向けた取り組みに繋げることができます。

 

習い事や進路を決めるうえでの判断基準になる

子どもの能力はさまざまな可能性を秘めています。習い事や進路を決める際は多くの親御さんが悩まれることでしょう。

教育方針を持つことで、子どもの習い事や進路を決めるうえでの判断基準を持つことができます。

習い事や進路希望先の教育方針や理念などを参考にしてみるのも良いでしょう。

 

幼稚園や小学校受験の際に慌てなくて済む

教育方針を決めておくことは、幼稚園や小学校受験の際にも役立ちます。

受験の際、面接で家庭の教育方針を質問されることがあります。

あらかじめ話し合っておかないと、うまく答えられず慌ててしまうかもしれません。

注意点として、教育方針を決める際には子ども自身の意向も尊重することが大切です。

強制的に親が進めてしまうと、子どもがそのもの自体を嫌いになってしまうこともあります。

教育方針を決める際には、子ども自身が楽しんで続けられるものを選ぶようにしましょう。

 

​​子育ての教育方針を決めるための3ステップ

子育てにおいて教育方針を決める際には、次の3ステップを踏むことが大切です。

・どのような教育があるかを知る
・子どもに持って欲しい能力を明確にする
・子どもの特性を見極める

それぞれ紹介していきます。

 

どのような教育があるかを知る

教育方針 検索 考える 親子

まずは、どのような教育があるのかを知り、自分たちが取り入れたい教育を決めます。

幼児教育は、インターネットで検索すると数え切れないほど情報があると思いますが、有名な教育方法としてよく聞かれるのは以下の5つです。

・モンテッソーリ教育
・シュタイナー教育
・ピラミッド・メソッド
・石井式
・七田式

それぞれ簡単に紹介します。

 

モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、イタリアの医師・教育者であるマリア・モンテッソーリが提唱した教育法です。

この教育法は、個々の子どもの自主性や自己学習能力を尊重し、その子どもの進度で学ぶことを重視します。

子どもたちは自由に活動を選び、教師は環境を整える役割を果たします。

モンテッソーリ教育は、子どもたちの自律心や好奇心を引き出し、個々の能力を最大限に伸ばす教育法として世界中で広まっています。

 

シュタイナー教育

シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者・教育者であるルドルフ・シュタイナーによって創始された教育法です。

この教育法は、子どもの心身の発達や個性の尊重に重点を置いています

0歳から21歳までを発達の段階にわけています。

0〜7歳は身体を動かして意思を育てる時期、8〜14歳は心や感情の内面を育てる時期、15〜21歳は自分で物事を考える思考を育てる時期として三段階にわけています。

シュタイナー教育では、発達の三段階を支えるうえでオイリュトミーとフォルメンといった教育の柱をもとに 活動を行っています 。

オイリュトミーとは、音楽に合わせて身体を動かし感情などを表現する方法で、周りの人との調和を大切にした取り組みを行うものです。

フォルメンとは、直線や曲線を使って非科学模様を書くことで指先の発達をうながし、芸術的な感性や集中力を養う取り組みです。

 

ピラミッド・メソッド

ピラミッドメソッドとは、子どもの自主性を重視した、オランダ発祥の教育方法です。

オランダでは、「子どもの幸せ」に対する意識が高く、教育と心理学の理論を教育博士が研究してこのメソッドがうまれました。

ピラミッド・メソッドには4つの理論があります。

・子どものやる気(自主性)を引き出す
・保育者の働きかけによって子どもの自主性を育てる
・子どもに寄り添い信頼関係を育てる
・目に見えるものだけではなく目に見えないものに焦点を合わせるために距離を取る姿勢を教える

ピラミッド・メソッドは子どもが自信を持って物事に取り組めるよう、保育者が環境整備をおこないます。

 

石井式

石井式は、日本の教育者石井勲氏によって提唱された教育方法です。

石井式では思考力・読解力・表現力を脳の体幹「脳幹」とよび、それらを身につけることで子どもたちが未来の社会で活躍することをめざしています。

好奇心が旺盛な幼児期に学ぶことの楽しさを教えることで、すべての子どもたちが持っている潜在能力を引き出します。

 

七田式

七田式は、日本の教育者七田眞氏によって開発された教育法です。

七田式は、親が子どものやる気や能力を引き出す環境を作り、自ら学ぶ子を育てることをめざしています。

七田式では、認知能力と呼ばれる一般的に数字で測れるテストの点数やIQテストなどの能力だけではなく、「非認知能力」と呼ばれる数字では測れない能力を伸ばすことにも注目しています。

非認知能力とは、自己認識、意欲(好奇心)、チャレンジ力、誠実さ、自己肯定感、責任感、忍耐力、勤勉性、自制心、主体性、やり抜く力、思いやり、協調性など能力のことを言います。

 

子どもに持って欲しい能力を明確にする

子ども 教育 能力

子育ての教育方針を決めるポイントとしての2つめは、子どもに持って欲しい能力を明確にするということです。

子どもに持って欲しい能力とその目的を明確にすることで、どのような能力を身につければ良いのか道筋が見えてきます。

大人になってからも能力を鍛えたり磨いたりすることはできますが、楽しく遊びを通じて学んだり、体験したことを吸収する力が高い幼児期のうちに方針を決めておくと、子どもの未来の可能性を高めることにつながるでしょう。

 

子どもの特性を見極める

子ども 好奇心旺盛

子育ての教育方針を決めるにあたっては、子どもの特性を見極めることも重要です。

子どもの生まれ持った特性には個人差があるため、子どもが好きなことや得意なことを知り、その特性を生かすような教育方針を立てることが大切です。

特性と性格は似ているようで異なっていて、特性は生まれ持ったもの、性格は成長とともに心が育ち、変わっていくものです。

特性として挙げられるのはこのようなことです。

・好奇心旺盛
・おっとりしている
・諦めず粘り強い
・決められたルールや規則を守るのが得意

例えば、好奇心旺盛で行動的な子どもには自由度の高い環境での学びが適しているかもしれません。
一方で、おっとりしていて控えめな子どもには一定のルールや枠組みの中で学ぶことが安心感を与えることが適切かもしれません。

教育方針を決める際には、子どもの年齢や発達段階も考慮する必要があります。

年齢によって得られる知識や経験が異なるため、教育方針も合わせて変える必要があるかもしれません。

 

子育ての教育方針ですれ違いを感じたときの対応

夫婦 話し合い 教育 子育て

教育方針は家庭によって異なり、夫婦間や学校や幼稚園の先生、祖父母との間で意見の違いが生じることがあります。

・夫婦間で違いを感じたとき
・学校や幼稚園の先生と違いを感じたとき
・祖父母との違いを感じたとき

それぞれ紹介していきます。

 

夫婦間で違いを感じたとき

夫婦間で教育方針に違いがある場合、まずはお互いの考え方を尊重し、話し合いをすることが大切です。

子どもに対する期待の形は違ったとしても、子どもの幸せを願う気持ちはきっと同じだと思います。

どうしてもお互いが折り合いがつかない場合には、第三者の意見を取り入れることも検討してみるとよいかもしれません。

 

学校や幼稚園の先生と違いを感じたとき

学校や幼稚園の先生と教育方針に違いがある場合には、まずは先生の意見や考え方を理解することが大切です。

親の先生に対する「信頼感」は自然と態度に出てしまうので、先生に対して不信感を抱いてしまうと子どもに伝染してしまう可能性があります。

学校内での教育や指導については教育の専門家である先生の方針を受け入れて、家庭内では家庭での考えを取り入れるなど、うまくバランスをとったやり方をすると良いでしょう。

 

祖父母との違いを感じたとき

子育てにおいて祖父母世代の価値観や考え方は現代と異なる場合があるため、教育方針についても意見が合わないことがあります。

例えば、祖父母世代は昔ながらの厳しいしつけ方が一般的だったこともあり、子育てに対して厳しい指導をしたいと考える場合があります。

しかし、現代の子育てにおいては、虐待防止などにより、子どもを過度に叱ることは問題視されるようになっています。

そのため、祖父母との間で教育方針についての意見の相違があった場合には、どのような方針で子育てしているかを先に伝えておく必要があるかもしれません。

 

まとめ

子育てにおいて教育方針を持つことには、家庭内での意見の食い違いを防ぐことや、子どもの将来を考えるきっかけを作ることなど、メリットがあります。

教育方針を決める際には、どのような教育があるかを知り、子どもに持って欲しい能力を明確にし、子どもの特性を見極めることが大切です。

教育方針は、子どもの将来に大きな影響を与える可能性が高いため、慎重に考え、家族で協力しながら、子どもにとって最良の教育方針を見つけられると良いですね。

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