子どもの考える力を伸ばす方法!親の避けるべき行動やおすすめの習い事も紹介
「うちの子全然自分で考えて行動しない」
ただ言われた通りに行動するのではなく、自分で考えて行動して欲しい。そんなお悩みを抱えた親御さんは多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも考える力とは何なのでしょうか。
また、考える力を伸ばすことで将来どのように子どもたちの役に立つのでしょうか。
このページでは子どもの考える力を伸ばす方法や、親の避けるべき行動、おすすめの習い事や知育玩具を紹介しています。
もくじ
子どもの考える力を伸ばす方法
考える力とは、創造力や行動力、コミュニケーション力など多岐にわたります。
この「考える力」を身につけることで、将来こんなことに役立ちます。
・良い人間関係の構築に役立つ
・困った時に切り抜けられる力をつけられる
・どうすればできるようになるのかを考えられるようになる
子どもの考える力を伸ばすには、以下のような方法があります。
・親子の会話を通じて伸ばす方法
・遊びを通じて伸ばす方法
・実際に体験できることは体験させてみて伸ばす方法
それではひとつずつ見ていきましょう。
親子の会話を通じて伸ばす
子どもの考える力を伸ばすためには、親子間の会話を大切にすることが重要です。子どもの「なんで?」が出た時が一番の伸ばし時です。
どんなささいな内容でも子どもの考えを尊重し、真摯に聞くことで子どもの考える力を伸ばすことにつながるでしょう。
気をつけるべきは、子どもが自分自身で答えを導き出すということが重要です。親がすぐに答えを言ってしまったり、急かしたりしないようにしましょう。
遊びを通じて伸ばす
遊びを通じて子どもの考える力を伸ばす方法には、次のようなことがあります。
- 積み木・パズル
作りたいものをイメージして形にしていく作業は、「考える」ことなくしてできません。
トライ&エラーを繰り返していくことで、考える力や集中力の向上を促します。 - ごっこ遊び
ごっこ遊びは子どもたちにとても人気の遊びです。友達どうしで会話をすることでコミュニケーション能力や語彙力を養うことができます。
また、決められたセリフをいうわけではないので瞬発的な思考を鍛えることができます。 - 絵本の読み聞かせ
子どもは最初、自分本位にしか物事を捉えることができません。
しかし、絵本の登場人物になりきることで自分以外の立場から物事をみるという視点を養うことにつながります。
また、思考するには国語力が土台となるため、本に触れることで語彙力や文章を組み立てる力を養うことに繋がります。
実際に体験できることは体験させてみる
子どもの考える力を伸ばすには、本や図鑑などの知識だけにはとどめず実際に体験できることは体験させてみることも重要です。子どもの考える力を伸ばすために実際に体験できることとして次のようなものがあります。
- 自然の中で過ごす
野外遊びや散歩で自然を観察し、草や木や花や土や虫を実際に触ってみたり、その匂いを感じることで、図鑑の中の知識ではなくより深い知識とすることができます。 - 手を動かす
はさみやのりを使って工作をすることで、手を動かしながらどんな作品を作るか創造力を養ったり思考力を鍛えることができます。 - トライ&エラー
失敗を恐れず、新しいことにどんどん挑戦することで自分の得意なこと、不得意なことに子どもが気づくきっかけになります。
これらの体験を通じて、子どもたちは自分自身で「考える」ということを学ぶことができ、考える力を伸ばすための一助となります。
子どもの考える力を奪わないようにするポイント
子どもの考える力を奪わないようにするためには、以下のようなことが重要です。
・子どもが考えている時間は静かに見守る
・子どもが間違っていても止めたり否定しない
・子どもの個性を理解して親が決めつけない
それでは一つずつ見ていきましょう。
子どもが考えている時間は静かに見守る
まず、子どもが考えている間にすぐに答えを教えてしまわないようにしましょう。
子どもは考えるのにとても時間がかかります。大人のペースでなんでもリードするのではなく、子どものペースにあわせて静かに見守ることが重要です。
子どもが間違っていても止めたり否定しない
子どもが間違った答えを出してもすぐに訂正したり否定したりしないでください。
子どもたちが持っている考えや意見を尊重し、聞き入れることが大切です。
なぜなら、失敗は成功体験と同じくらい重要で、失敗することで次どうすれば成功するかを考える良い経験になるからです。
「間違っても次できるようになれば良い」と子どもが思えるように、失敗や間違いを止めないようにしましょう。
子どもの個性を理解して親が決めつけない
子どもの発達の状態は、その子どもによって違います。親が「できない」と決めつけてしまうだけで、本当はまだその発達の段階に届いていないだけかもしれません。
子どもに考える力を身につけさせたいのであれば、普段から子どもがどんなことに興味をもち、どのような気質や性格でどのような個性や特性を持っているのかよく理解しておくことが必要です。
子どもの考える力を養うおすすめの習い事
子どもに適した習い事を選び、長期的に続けることで、考える力を養うことができます。子どもの考える力を養うためにおすすめの習い事には、次のようなものがあります。
・プログラミング
・囲碁・将棋
・絵画
・ピアノ
・サッカー
それでは順番に紹介していきます。
プログラミング
プログラミングを学ぶことで「プログラミング的思考」を養うことができます。 「プログラミング的思考」とは、物事を論理的に順序立てて考え、試行錯誤し、問題解決に至ることを言います。
囲碁・将棋
囲碁や将棋で勝つためには相手の考えを予想し、先を読む力が必要です。カードゲームのように運に任せて進められるものではありません。
また囲碁や将棋は負けた時にその敗因を分析する過程でも思考力を鍛えることにつながります。負けた原因を分析することで次の勝負に 活かすという考え方は囲碁や将棋に限らず人生の様々な場面で役に立つことでしょう。
絵画
絵を描くことで、手と脳を使って創造力を鍛えることができます。また自分の頭の中にあるイメージを書くという作業は 思考力が大きく関わります。
例えば立体のものを絵に書く場合どの角度から書くかや、影の付け方や線の太さなど、思考を具現化しなければ作品を完成させることはできません。
また、指先を使うことは脳への刺激になるため、思考力を高めるために良い影響を与えるとも言われています。
ピアノ
音楽を演奏することで、脳の機能を刺激し、思考力を高めることができます。
特にピアノは目で楽譜を追いながら左右の手で演奏し、足ではペダルを踏むなど、多くの動作を同時に行う必要があります。そのため脳に良い刺激を与えていると考えられています。
サッカー
スポーツをすることで、身体能力を鍛えるだけでなく、競争力や問題解決能力を高めることができます。
特にサッカーは、シュートを決めるなどの技術面に加えて、どこにどんなパスをすれば次のプレーにつながるのかや、自分がどんなプレーをすれば相手がどう感じるかなど、チームワークと思考を同時に行うことが必要とされるスポーツです。
失敗した時に次はどのようにプレーすればうまくいくかなどを考えることで論理的思考を養うことにもつながります。
子どもの考える力を養う知育玩具おすすめ4選
最後に、子どもの考える力を養う知育玩具のおすすめを5つ紹介します。
・バズル
・コーテックス 1 ブレインチャレンジ
・シークエンス
・マッチ マッドネス
1つずつ見ていきましょう。
バズル
バズルは、虫さんの形状のパズルボードに、パズルピースを使って問題と同じパターンを作るパズルブロックです。
40問の問題カードがあり、裏と表の色が違う18個のパズルピースを組み合わせて完成を目指します。
指先を使ってパズルピースをはめ込む動作が子どもの脳の発達に良い影響を与え、思考力・集中力・空間認識力などを養います。
<バズルの特徴>
・問題と同じパターンを作る虫さんのパズルブロック
・裏と表の色が違う18個のパズルピース
・思考力・集中力・空間認識力などを養う
コーテックス 1 ブレインチャレンジ
コーテックス 1 ブレインチャレンジは、記憶・迷路・色・反射神経・タッチチャレンジなど8つのカテゴリーに分けられた問題を解いていく、頭の回転が勝負のカギの対戦カードゲームです。
問題のカードを引いてプレイヤー全員が見えるように置きます。答えがわかったらカードをたたいて答えます。
正解したらカードをもらうことができ、カード2枚とブレインピースは交換できます。
4ピース集めてブレインを完成させた人が勝利です。
<コーテックス 1 ブレインチャレンジの特徴>
・家族みんなで遊べる対戦カードゲーム
・異なる脳の使い方をする8つのカテゴリーの問題
・パーティーのゲームにもピッタリ
シークエンス
SEQUENCE(シークエンス) 」は、トランプカードを使って遊ぶ戦略ボードゲームです。
他のプレイヤーにブロックされないように、たて・よこ・ななめのいずれかにチップを5個並べたらシークエンス!
先にシークエンスを一箇所作った人が勝ちです。
相手の出方を見極め、表情を読み、駆け引きをしながらプレイすることで、戦略性や直感的思考が求められ、プレイするほどに脳を刺激してくれます。
<シークエンスの特徴>
・デジタルゲームとは違ったおもしろさを体感できる
・戦略性や直感的思考が求められる
・個人戦でもチーム戦でも楽しめるのでパーティーにもおすすめ
マッチマッドネス
マッチ マッドネスは、パズルを組み合わせて、お題のカードと同じパターンを作るパズルゲームで、パズルを一番早く作れた人が勝ちです。
直方体のピースの各面には四角やバツ印などそれぞれ異なるパターンが描かれており、お題のカード通りに縦や横に配置していきます。
シンプルなルールで、子どもから大人まで楽しむことができる脳トレゲームです。
<マッチ マッドネスの特徴>
・家族みんなで遊べるパズルゲーム
・5つのレベルの60枚のパターンカード付き
・4人まで参加できる対戦型脳トレゲーム
まとめ
このページでは子どもの考える力を伸ばす方法や親の避けるべき行動、おすすめの習い事や知育玩具を紹介しました。
自分で考えて行動し、問題を解決していく力はすぐに身につくものではありません。
子どもの頃からたくさんの経験をさせることによって養われる力のため、家庭でもすぐに取り組める方法から試してみてはいかがでしょうか。