数字のおもちゃの選び方とおすすめ知育おもちゃ10選!
「子どもを算数嫌いにさせたくない」と考える保護者の方は多いです。
そのため、幼児期から自然と数字に触れられるよう、数字のおもちゃなどで遊ばせる機会も増えています。
一方で、数字にあまり興味を示さない子どももいるので、「どうやって数字のおもちゃを選べば良い?」「数字のおもちゃのおすすめを知りたい」という声も聞かれます。
そこでこのページでは、数字のおもちゃの種類・選ぶポイント・年齢別のおすすめ数字おもちゃ・知育おもちゃ10選などについて、詳しくご紹介していきます。
もくじ
数字のおもちゃにはどんな種類がある?
数字に関係するおもちゃには、積み木・パズル・すごろくなどのさまざまな種類があります。
数字のおもちゃの代表的な種類を、以下にまとめます。
積み木 | 数を数えたり、並べたり積み上げたりして遊べる積み木は、サイズ・色・素材もさまざまです。 |
パズル | 算数の概念を視覚的に理解するのに役立つジグソーパズルや、数字合わせパズル、型はめパズルなどがあります。 |
すごろく | さいころやルーレットで出た目の数だけコマを進めたり、数の大小を比較したりするすごろくは、オリジナリティのあるルールのものがたくさんあります。 |
ビンゴ | 特定の列の組み合わせを揃えるビンゴは、手作りしやすいおもちゃの1つです。 |
カードゲーム | 算数の基本的な概念やルールを理解するのにピッタリなカードゲームは、トランプ・数字マッチングゲームなどのさまざまな種類があります。 |
これらのおもちゃは、年齢や発達段階に合わせた難易度の異なる多くの種類があります。
スマホやタブレットで遊べるアプリも多いので、年齢に合わせて取り入れることもできるでしょう。
また、100円ショップなどで購入できる簡単な材料で、おもちゃを手作りすることもできます。
数字のおもちゃを選ぶポイント
数字のおもちゃを選ぶポイントは、以下の通りです。
・年齢と発達段階を考慮する
・コミュニケーションをとりながら遊べるものを選ぶ
・子どもが興味を持つおもちゃから取り入れる
1つずつ、見ていきましょう。
年齢と発達段階を考慮する
数字のおもちゃを選ぶポイントの1つ目は、年齢と発達段階を考慮することです。
子どもが数字や算数を嫌いにならずに、より楽しみながら基礎スキルを身につけるためには、年齢や発達段階に合わせたおもちゃを選ぶことがとても重要です。
一般的に、子どもは日常生活や遊びの中で、自然と数字の基本的な概念を身につけていきます。
つまり「子どもに数字を学ばせるため」という先取り学習の意味合いで数字のおもちゃを選ぶより、子どもの年齢と発達段階に適したおもちゃを選ぶことで、ストレスなく自然に数の概念を身につけられます。
コミュニケーションをとりながら遊べるものを選ぶ
数字のおもちゃを選ぶポイントの2つ目は、コミュニケーションをとりながら遊べるものを選ぶことです。
親子でコミュニケーションをとりながら遊ぶことで、子どもの意欲が高まることが多いです。
子どもの意欲が高まっている状態で数字のおもちゃで遊ぶことで、より楽しくスムーズに数字への理解を深めることができるでしょう。
また、コミュニケーションをとりながら遊ぶことで、数字を言葉で表現したり、他者とのコミュニケーションの練習もできます。
これは数字の理解だけでなく、言語スキルの発達をサポートすることにつながります。
子どもが興味を持つおもちゃから取り入れる
数字のおもちゃを選ぶポイントの3つ目は、子どもが興味を持つおもちゃから取り入れることです。
大人が「学ばせよう」とすると、逆効果になる場合があります。
おもちゃのデザインなども考慮し、子どもが自ら自然と興味を持つおもちゃを取り入れることで、数字の学びをより有意義なものにすることができます。
子どもはそれぞれ異なる興味を持っていることを理解し、子どもの興味の対象をしっかりと観察することがとても大切です。
【年齢別】おすすめの数字おもちゃの種類
次に、1〜6歳の年齢別に、おすすめの数字おもちゃをご紹介します。
1歳におすすめの数字のおもちゃ
1歳は、身体能力が発達して行動範囲が広がり、周りに対する好奇心が芽生える時期です。
この頃は、数字を学ばせることにとらわれず、手足を動かして五感を刺激しながら遊び、脳の発達をサポートすることが重要です。
例えば、物をつかんだり離したりする動作は、指先のトレーニングにはピッタリです。また視覚・聴覚を刺激するようなおもちゃも良いでしょう。
そのため、角の丸い形状の積み木、色と形の違いがはっきり分かるようなブロック、楽しい音楽が出るラトルなどがおすすめです。
積む・振る・開けるなど、自分の動きに対する因果が分かりやすいおもちゃが、1歳児に最適です。
2歳におすすめの数字のおもちゃ
2歳は、言語能力が発達し、2語文や3語文を話す子どももいます。まだ数字そのものを理解するのは難しい時期ですが、数字の概念を感じられるようなおもちゃを選ぶと良いでしょう。
例えば、大きな数字が書かれた絵本は、数字の存在の理解につながります。
また、大きなピースのパズル・ブロックなどは、物事の因果関係を理解するのにピッタリなので、算数の基礎スキルの土台を身につけることができます。
数字を使った歌や、指を使った手遊び歌で、リズムや楽しさを通じて数字に親しむこともおすすめです。
3歳におすすめの数字のおもちゃ
3歳は、ものの数を数えられるようになったり、大小を比較できるようになったりするなど、基本的な数の概念を少しずつ理解できるようになります。
自分の好きな形を作れる積み木・ブロックだけでなく、球が転がるコースを作るようなものなど、思考力を育みながら遊べるおもちゃもおすすめです。
また、シンプルなルールのボードゲームや数字のマッチングゲームなどは、3歳の子どもに数の概念を遊びながら学ばせるのにピッタリです。
特に数字に興味がある子どもは、大きな数字が書かれたフラッシュカードで、数を覚えたり比較したりすることにも積極的でしょう。
4歳におすすめの数字のおもちゃ
4歳になると、基本的な生活習慣が身につき、知能もかなり発達するので、細かい作業もできるようになります。
日常生活の中で、看板や標識などに書かれた文字・数字・記号などに興味を持ち始める子どもも多いため、数字の概念の学び始めには最適な時期です。
乗り物・動物・キャラクターなど、子どもによって興味を持つものも分かれてくるため、興味のある分野に絡めて、数字のおもちゃを取り入れると良いでしょう。
また、社会性が芽生え、思考力を高められるおもちゃでも遊べるようになります。
1人で試行錯誤しながら完成できるパズル、友だちと遊べるゲーム性のあるおもちゃもおすすめです。
5歳におすすめの数字のおもちゃ
5歳になると、理解力が飛躍的アップし、数字が表す量などの基礎から、物事の筋道などの複雑な概念まで、感覚的に理解できるようになることが多いです。
そのため、遊びながらより複雑な算数の概念に触れられるようなおもちゃを選ぶと良いでしょう。
例えば、数の比較や簡単な計算が必要なシンプルなルールのボードゲーム・カードゲーム、形・サイズの違うピースを組み合わせてパターンを完成させるパズルなどがおすすめです。
自分でしかけを作れるような積み木やブロックも人気があります。
6歳におすすめの数字のおもちゃ
6歳児は、数の順序や簡単なたし算のような概念の理解ができるようになるので、小学校の算数学習の準備ができるようなおもちゃがおすすめです。
パズルやボードゲーム・カードゲームなどの他、時間の概念を学べる時計のおもちゃ、プログラミング要素のあるおもちゃやロボットも良いでしょう。
算数スキルを学べるゲームアプリも多いので、子どもが楽しみながら取り組める環境を作ることに重点をおくことをおすすめします。
おすすめの数字の知育おもちゃ10選
最後に、おすすめの数字の知育おもちゃ10選をご紹介します。
スタッキングエイリアン
スタッキングエイリアンは、ゆらゆら揺れるカラフルなエイリアンの人形を積み重ねて遊ぶおもちゃです。
エイリアンの背中には数字が書かれているので、「2のエイリアンは何色? 」などと声かけしながら数遊びをしたり、マッチング遊びをしたりと、子どもの成長段階に合わせて工夫しながら遊べます。
補助スリープなどを使うことで、難易度を下げられるので、1歳くらいから遊べます。
<スタッキングエイリアンの特徴>
・数字遊びもできるスタッキングおもちゃ
・表情豊かなエイリアンがとってもユニーク
・6段階のレベルで遊べる
透明おはじき
透明おはじきは、クリアカラー6色入りの薄さ1mmのおはじきです。
250個入りと大容量なので、数を数えて数字を学ぶだけでなく、たし算・ひき算、100までの数などの理解にも大活躍です。
半径約1.9cmでツルツルした素材でカラフルなので、いろいろなものにくっつけやすく、工作の飾りつけなどでも使えます。
<透明おはじきの特徴>
・計算の理解に役立つ大容量おはじき
・薄くて軽いプラスチック製
・工作などの材料としても使える
ナンバーポップ
ナンバーポップは、数のマッチング遊びができるアイスキャンディー型のおもちゃです。
カラフルなアイスキャンディーの本体には、1~10までの数のドットが描かれています。このドットと同じ数の数字が書かれたカバーを探して数合わせをします。
カバーをスライドさせて着け外しをする指先知育玩具としても、ままごと遊びの道具としても使えるので、長い期間遊べます。
<ナンバーポップの特徴>
・数も学べるポップなアイスバーのおもちゃ
・カラフルな色合いで色彩感覚も養う
・1歳半頃から使える指先知育玩具
マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセット
マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセットは、イギリスの人気番組「ナンバーブロックス」のブロックとカードのセットです。
ユニークなキャラクターと遊びながら、数や計算の概念を自然と身につけられます。
ブロックを数えたり、積み上げたり、大きさを比べたりするなどの遊び方から、たし算・ひき算・かけ算・わり算・面積・体積などの概念を学べる遊び方まで、年齢に合わせて長く使えます。
<マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセットの特徴>
・算数の基礎を固められるブロックセット
・ユニークなキャラクターとカラフルなデザイン
・難易度を上げて遊べるアクティビティカード付き
サメに気をつけて!はじめての暗算ゲーム
サメに気をつけて!はじめての暗算ゲームは、海の生き物のカードを使った算数ゲームです。
数字が書かれた100枚のカードから、10になる組み合わせを見つけますが、サメのカードをめくったら、集めたカードが没収されてしまいます。
この他にも3つのレベルで6種類の遊び方ができ、遊びながら計算力をつけることができる数字ゲームです。
<サメに気をつけて!はじめての暗算ゲームの特徴>
・10になる組み合わせを覚えられる数字ゲーム
・カラフルでキュートな海の生き物のイラスト
・計算力をアップしたい子どもにおすすめ
はじめての数字 マッチングパズル ナンバーカウント
はじめての数字 マッチングパズル ナンバーカウントは、ロケット・ロボット・動物などのイラストと数字のピースを使ったマッチングパズルです。
それぞれのイラストと、その個数に対応する数字のピースを組み合わせると、ピッタリとはめ合うようになっています。
3歳頃から使うことができ、数の大きさや簡単なたし算も遊びながら学べます。
<はじめての数字 マッチングパズル ナンバーカウントの特徴>
・カラフルなピースで遊ぶ数字パズル
・3つのレベルで6種類の遊び方ができる
・充実した内容の保護者ガイド付き
数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3
数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3は、マス目を数えながらプレイヤー同士で力を合わせて進める協力型すごろくです。
おかあさんニワトリが小屋に到着する前に、草原に放たれたヒヨコたちを小屋に連れ戻すことが目的です。
ルーレットの指すイラストのマスまでおかあさんニワトリを動かし、その数だけヒヨコを小屋に連れ戻します。自然と数の概念を身につけられるゲームです。
<数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3の特徴>
・キュートなニワトリとヒヨコのすごろく
・いたずらキツネも登場するドキドキ感
・3段階のレベルで6種類の遊び方ができる
手指の運動 ピニャータのピア
手指の運動 ピニャータのピアは、キャンディ型ピースを、馬のような形のピニャータの中に出し入れして遊ぶ知育玩具です。
メキシコの祝い事に使われるくす玉人形を模したピニャータは、鮮やかな水色と赤色のツートンカラーで子どもの興味を引きます。
1〜10までの数字が書かれた10個のキャンディ型ピースは、5色のカラー、2種類の形、2種の手触りで、数字を学べるだけでなく、分類分けなどでも遊べます。
<手指の運動 ピニャータのピアの特徴>
・指先トレーニングをしながら数字に触れられる知育玩具
・触覚を刺激するでこぼこの質感
・ピースを本体に収納できお片付けも簡単
ソフトスタッキングブロック
ソフトスタッキングブロックは、キューブ型の各面に数字・イラスト・記号が描かれたブロックの9個セットです。
押すと「ピーピー」と音が鳴り、カラフルな立方体のブロック同士を1〜9までの数字の順につなげることができます。
柔らかい素材でできており、なめても害がないビスフェノールAフリーなので、0歳児から安心して使えます。
<ソフトスタッキングブロックの特徴>
・数字やイラストが描かれた9色のソフトブロック
・凹凸のデザインで触覚を刺激
・初めて数字に触れるきっかけにも
コーンジラ
コーンジラは、数字が書かれたアイスクリームピースを積み上げて、アイスクリームを早く完成させることを目指すゲームです。
「1」と書かれたスタートコーンを最初に持ち、より大きな数字のアイスクリームピースを10個積み上げていきます。
子どもが大好きなアイスクリームのイラストでやる気もアップ、数の大小を自然と身につけられるでしょう。
<コーンジラの特徴>
・数字の大小を学べるアイスクリームゲーム
・記憶力も鍛えられる
まとめ
このページでは、数字のおもちゃの種類・選ぶポイント・年齢別のおすすめ数字おもちゃ・知育おもちゃ10選などについて、詳しくご紹介しました。
日常生活や遊びの中で自然と数字の概念が理解できると、算数の基礎スキルを身につけやすいです。
スムーズな理解のためには、年齢や発達段階に合わせて、無理強いせずに楽しく数字の概念を学ぶことが重要です。子どもの興味に合わせておもちゃを選び、親子で楽しく数字を学びましょう。