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2023.10.04

子どもの社会性を育むために何をすべき?親が知っておきたいことをご紹介!

子ども 社会性 育む アイキャッチ画像

「将来をいきいきと過ごせるように子どもの社会性を育みたい」と多くの親が願います。

しかし「具体的に何をすれば子どもの社会性が育めるのか分からない」という方も、多いのではないでしょうか。

子どもの社会性は、さまざまな体験により長い期間をかけて育まれます。そのために親が知っておくべきことはたくさんあります。

 

このページでは、子どもの社会性を育む方法・親が行うべきこと・遊びなどについて、ご紹介していきます。

 

 

子どもの社会性を育むための基礎知識

まず、子どもの社会性を育むために、以下の3つの基礎知識を整理します。

・そもそも子どもの社会性とは?
・なぜ子どもの社会性を育むべきか?
・子どもの社会性は何歳くらいから育める?

それでは、1つずつ見ていきましょう。

 

そもそも子どもの社会性とは?

社会性とは、一般的に「他者と関わるための基礎的な力」を意味します。

 

研究者によっても捉え方は異なりますが、社会の中で周りの人と関わっていくための、全ての力をまとめて指し示す言葉として使われることが多いです。

 

特に子どもの場合は、学力・体力以外のほぼ全ての能力を指す便利な言葉として用いられることもあります。具体的には、自分の気持ちや考えを話す・相手の話を聞く・ルールを守るなどの能力が挙げられます。

 

なぜ子どもの社会性を育むべきか?

社会性 子ども コミュニケーション

現在、社会性を育むことを目的に、家庭だけでなく幼稚園・保育園・学校でさまざまな教育が行われています。子どもが社会性を育むべき理由は以下の通りです。

・自分と他者を大切にできるようになる
・集団生活の基礎を身につけられる
・心身ともに健康に生活できる

社会性の基本は「自分とは違う考えを持つ他者が存在している」ことへの理解です。

 

周りの人々と良好な関係を築くためには、コミュニケーションをとって相手との違いを理解し、自分と相手のどちらの気持ちも大切にしなければなりません。

 

お互いを大切にするという積み重ねが、集団生活を円滑にします。人との関わりが不可欠な社会の中で、社会性は誰もが心身ともに健康で過ごすために重要なのです。

 

子どもの社会性は何歳くらいから育める?

子どもが社会性を身につけられるのは、4〜5歳頃からだと言われています。この年代になると子ども同士の遊びの中で、ルールの必要性・他者への信頼など、社会性の基礎を自然と獲得していきます。

 

しかし、社会性を育む上ではそれ以前の0〜3歳頃までの親子の愛着形成がとても重要です。これが社会性の土台となります。

 

0歳の乳児期は、親から愛情を注がれる安心感により、他者への信頼を感覚的に学びます。1〜3歳くらいの自我が芽生える時期は、親との会話や遊びの中で、他者との関わり方を少しずつ覚えていきます。

 

親から一方的に関わるのではなく、子どもが主体であることを感じられるように親子の愛着関係を築くことが、社会性の土台になります。

 

子どもの社会性を育む方法

子どもの社会性を育むためにはさまざまな方法がありますが、以下に3つ挙げます。

・信頼できる親子関係を作る
・他者と交流する
・たくさん遊ぶ

1つずつ見ていきましょう。

 

信頼できる親子関係を作る

親子 父 娘 ハグ

子どもの社会性を育む方法の1つ目は、信頼できる親子関係を作ることです。

 

周りと円滑な人間関係を築くためには、まず自分自身が大事にされているという経験が必要不可欠です。自分が大事にされていることが分かると、相手も大事にすることができるようになります。

 

また、子どもの頃から親子でコミュニケーションをたくさんとることは、人間関係を築くための良い練習にもなります。

 

つまり、親子でスキンシップやコミュニケーションをとって信頼し合える関係を作ることこそ、子どもが社会性を育むための第一歩になります。

 

他者と交流する

子どもたち 笑顔

子どもの社会性を育む方法の2つ目は、他者と交流することです。

 

他者との交流は、自分の気持ちを伝えたり、自分とは違う考えを持つ人の話を聞いたりする機会が自ずと増えるきっかけになります。

 

幼稚園・保育園などの集団生活や習い事だけが、他者との交流とは限りません。公園でたまたま出会った子どもと遊んだり、スーパーの店員さんとやりとりしたりなど、あらゆる場所で偶然出会った人との関わりが、社会性を育む機会とも言えます。

 

人見知りで他者との交流が苦手な子どもは、親と一緒だと安心することも多いです。無理強いせずに、その子のペースやタイミングに合わせて、交流の機会を増やしましょう。

 

たくさん遊ぶ

子供 女の子 ブランコ

子どもの社会性を育む方法の3つ目は、たくさん遊ぶことです。

 

親や友達との遊びの中で、コミュニケーションの楽しさを覚えることが、社会性を育むことにつながります。

 

また遊びの中で、子どもはルールの必要性に自然と気がつくでしょう。ルールがあることでお互いが対等な立場で楽しく遊ぶことができます。

 

大人になってからも、社会生活でルールは必ず存在します。お互いにとって不利にならないようなルールを、子どもは遊びを通して徐々に自分たちで作っていけるようになります。

 

子どもの社会性を育むために親が行うべきこと

次に、子どもの社会性を育むために親が行うべきことを紹介します。

・体験の機会を増やす
・レッテルをはらない
・親が行動で見せる

1つずつ、見ていきましょう。

 

体験の機会を増やす

親が行うべきことの1つ目は、体験の機会を増やすことです。

 

他者と関わる体験だけでなく、成功・失敗などのさまざま体験が子どもの社会性を育みます。

 

親はついつい先回りし、失敗しないように口や手を出してしまうこともあるでしょう。しかし、どんなことでもあえて体験させ、親は見守ることに徹することで、社会性の幅も広げることができます。

 

また社会性を育む上では、テレビやインターネット上の体験だけでなく、実際に触れたり関わったりする五感を通した直接的な体験が重要です。

 

レッテルをはらない

親が行うべきことの2つ目は、レッテルをはらないことです。

 

「この子は○○な子」というレッテルをはると、子どもの可能性を狭めてしまうことがあります。

 

例えば「この子は落ち着きがないから、集中力が必要なことは苦手」「この子は人見知りだから、団体競技は向いていない」などと親が勝手に決めてしまうと、子どもの興味ややる気を見逃してしまうかもしれません。

 

子どもは成長と共に変化していきます。子どもの適性を理解することは大切ですが、親が子どもにレッテルをはって、社会性を育むチャンスを奪わないようにしましょう。

 

親が行動で見せる

親が行うべきことの3つ目は、親が行動で見せることです。

 

子どもの社会性を育む上では、しつけをするよりも親が身をもって示す方が効果的です。

 

例えば、けんかが多く友達に手をあげてしまう子どもに対して「友達と仲良くしなさい」と伝えても、解決には至りません。「どういう時にけんかになってしまうのか」という話をよく聞いたり、一緒に解決方法を考えたり、自分の経験を伝えたりする方が、子ども自身に考えるきっかけを与えることができるでしょう。

 

親子関係も社会性を育むチャンスであると認識し、日頃からしっかりとコミュニケーションをとることが重要です。

 

子どもの社会性を育むことができる遊び

最後に、子どもの社会性を育むことができる遊びを3つ紹介します。

・自然遊び
・ごっこ遊び
・ゲーム

1つずつ見ていきましょう。

 

自然遊び

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子どもの社会性を育む遊びの1つ目は、自然遊びです。

 

例えば、花や葉っぱで色水遊びをしたり生き物を観察したりして、自然を身近に感じることで、自然との共生への理解を深めることができます。友達と一緒に、木登りやかくれんぼをする中で、探究心やコミュニケーション力などを育んだりすることができます。

 

また、遊びの中で協力が必要な場面になると、それぞれが必要な役目を担うようにもなります。リーダーのような役目を担ったり、サポート役に徹したりする子どもが自然と出てきますが、このようなさまざまな経験や人との関わり合いから、社会を知っていきます。

 

「自然遊びが多いほど、自己肯定感が高く、自立的行動習慣や探究力が身についている傾向がある」という研究結果もあります。

 

出典:青少年の体験活動等に関する意識調査|国立青少年教育振興機構

 

ごっこ遊び

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子どもの社会性を育む遊びの2つ目は、ごっこ遊びです。

 

ごっこ遊びは周りを観察して真似したり、物語を再現したりするので、周りの人や環境への興味が高まります。

 

何かを別のものに見立てることは、形のない言語や状況を想像して表現することです。これは子どもの脳の発達においても、とても重要です。

 

ごっこ遊びは、想像力・コミュニケーション力・他者の気持ちに対する理解力・表現力など、社会性を育むためのさまざまな能力を成長させます。

 

ゲーム

ボードゲーム

子どもの社会性を育む遊びの3つ目は、ゲームです。

 

ここで言うゲームは、テレビゲームだけでなく、すごろく・トランプ・鬼ごっこ・だるまさんが転んだなど、複数人で行うさまざまなゲームです。

 

ゲームには根気や集中力も必要ですが、勝ち負けの嬉しさ・悔しさを体験したり、ルールの必要性を知ることができます。

 

これが相手を思いやったり、「みんなで楽しく遊ぶにはどうしたら良いのか」を考えたりする機会になります。他者と楽しく過ごすためにはルールが必要であることを、ゲームで学ぶことができるのです。

 

まとめ

このページでは、子どもの社会性を育む方法・親が行うべきこと・遊びなどについてご紹介しました。

子どもの社会性を育むためには、さまざまな体験が必要です。特に子どもの遊びは、コミュニケーション力・思いやり・表現力など、さまざまな社会性を育むことができます。

親がすべきことは、特別なことではありません。子どもの将来につながる社会性を育むために、子ども自身が主体的に行動できるようにサポートしていくことが大切です。

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