親子で楽しむ!4歳児向け数字の学習方法を具体的に解説します
保育園や幼稚園の年少にあたる年齢になると、周りで読み書きができる子が増えてきたり、簡単な計算を披露してくれる子がいたりして、「あれ?そろそろうちもなにかやらせないとダメかな?」と心配になったりします。
焦る必要はありませんが、子どもから興味を持って積極的に取り組んでもらえると嬉しいですよね。
この記事では子どもが4歳になって数字に興味を持ち始めた時、「幼児教育」という形ではなく遊びを通じて学べる方法を紹介しています。
楽しく親子で学習する参考にしてみてください!
4歳児が数字に興味を持ち始めたときに親ができること
4歳児が数字に興味を持ち始めた時、子どもが数に触れる機会を増やすことがポイントです。
子どもが日常生活の中で数や数字に触れる機会を増やし、遊びを通じて自然と数の理解を深めることができるようにしましょう。
例えば、食事の準備中に食材の数を子どもと一緒に数える、買い物をする際に価格を見せて値段を教える、公園で遊具の数やおやつを数えさせるなど、日常の中で自然に数に触れる機会を作り出すことで「数」を意識させることに繋がります。
これらは子どもの数学的な思考を刺激し、数の概念を楽しく学ぶための基盤を築くのに役立ちます。
4歳の子どもの数字の発達段階
4歳は、数の概念を理解し始める大切な時期です。
4歳くらいになると、大体1から10の数字を読めるようになったり、3つくらいの物の個数を識別できるようになります。
「数唱と数量の一致」、「数唱と数字の一致」、そして「数字と数量の一致」を小学校就学前まで段階的に習得することで物の順番を示す「順序数」やものの集合を示す「集合数」も理解できるようになります。
子どもたちは、遊びや日常の活動を通じて、数の順序や数量の概念を学び、それらを実生活に応用する方法を学ぶため、まずは数にふれる機会を多く作ってあげることが重要です。
4歳の子どもに親ができること
4歳の子どもが数字に興味を持ち始めた時、親ができることとして以下の3つを紹介しました。
・数の概念を教える
・数の成り立ちを教える
・あそびで数の量を教える
1つずつ見ていきましょう。
数の概念を教える
子どもが数を数えることができたとしても、数の意味や概念を理解していない子どもがほとんどです。
では、数の概念とはなんなのかというと、順序を示す「順序数」と、モノの多さを示す「集合数」を理解することです。
一緒に指を使って数えたり、歌やリズムを取り入れることで数の順序を楽しく学ぶことができます。
子どもたちが数のリズムを感じ取り、数の順序を自然に覚えることができるように、日常の中で楽しい数唱の機会を提供しましょう。
数の成り立ちを教える
数の成り立ちとは、「合成」と「分解」で説明することができます。
たとえば、5という数字は「2」と「3」もしくは「1」と「4」が合わさった数です。これを数の合成といいます。
また、5という数字は「2」と「3」や、「1」と「4」に分けることが出来ます。これを数の分解といいます。
数字の成り立ちを教えるには、数字が表す量と実際の物の数を一致させる遊びが有効です。
例えば、数字のカードを使って、その数に合った数のおもちゃを集めさせるなどがあります。
これにより、子どもたちは数字が単なる記号ではなく、実際の数量を表していることを理解することができます。
あそびで数の量を教える
子どもが日常的に遊ぶ中で数の量を学べるような遊びを取り入れましょう。
おやつを食べる時に何個食べるか数を数えたり、丸いケーキを切る時に何等分にするかなど、子どもたちにとって自然な形で数の量を理解する良い機会となります。
おはじきやブロック、積み木などを使って数を数えるのも遊びとして取り入れやすいので、ぜひ試してみてください。
日常生活の中で数字に興味を持つようなしかけを作る
日常生活の中で数字に触れる機会を増やすことで、子どもの数への興味を引き出しましょう。
おやつの数を数えたり、おままごとで物の数を数えたり、スーパーで買い物をする際に野菜や果物の数を数えたり、日常生活の中で数字に触れる機会はたくさんあります。
ふだんの生活の中で数字に触れることで、子どもたちが数と数字を日常生活の中で自然に使うことを促し、数学的な思考を育てます。
4歳児が数字の理解を深めるためのおすすめの遊び
4歳児が数字の理解を深めるためのおすすめの遊びとして、以下の3つを紹介します。
・すうじのおえかき
・すうじのカードゲーム
・とけいやカレンダーを使った数字遊び
また、数字遊びができる知育玩具の紹介もしています。
1つずつ見ていきましょう。
親子で楽しむあそび
親子で楽しむあそびとして以下の3つを紹介します。
・すうじのおえかき
・すうじのカードゲーム
・とけいやカレンダーを使った数字遊び
1つずつ見ていきましょう。
すうじのおえかき
数字の形をなぞることで、数字の形を覚えることができます。
また、数字を使って簡単な絵を描くことで、数字への親しみを深めることができます。
たとえば数字の2はあひる、8は蜂や雪だるまなど、数字を使って創造すると同時に数字の形を覚え、興味を深めることができます。
すうじのカードゲーム
トランプなど数字のカードを使ったゲームで、楽しみながら数字の順番や数量を学ぶことができます。
数字の大きい順や小さい順にカードを並べることで「順序数」を意識することができたり、数字だけではなく数量の理解にもつながります。
子どもたちにとってはゲームを通じて学ぶことで楽しく数の理解を深めることができます。
とけいやカレンダーを使った数字遊び
時計の針の位置を見て時間を読み取る練習や、カレンダーで日付を数えることで、数字と時間の関係を理解させることができます。
最初はアナログ時計の数字の並び方を意識できるように12からぐるっと一周並んでいる順番を意識した声がけをするのがおすすめです。
カレンダーであれば、「今日は何日、おでかけするのは何回寝た後かな?」など、日にちの感覚を養う声かけをすると良いでしょう。
おもちゃを利用した数字の遊び
つぎに、おもちゃを利用して遊びながら数字を学んでいく方法のおすすめの知育おもちゃを6つ紹介します。
・マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセット 1-10 日本語ガイド付き
・数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3
・ナンバーブロックス カウンティング パズルセット
・ナンバーブロックス ソーティング パズルセット
・ニョロニョロ虫をつまもう
・ナンバーバブルブリックス
1つずつ見ていきましょう。
マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセット 1-10 日本語ガイド付き
遊びながら学べるキューブ型ブロックのアクティビティセット「マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセット 1-10 日本語ガイド付き」は、算数の基礎学習はもちろん、さまざまな算数スキルが身に付けられる算数教材です。
幼児期からカウンターや大きさ比べ、パターン作り、分類などの数の基礎学習を遊びながら学ぶことができます。
155個のブロックには各面にいろいろな形の切り抜きがあり、すべての面をつなげることができるので、ブロック遊びとして色々なものをつくり、創造力を育むことができます。
<マスリンクキューブ ナンバーブロックス アクティビティセット 1-10 日本語ガイド付きの特徴>
・遊びながら学べる
・算数のスキルを身につけることができる
・創造力を育む
数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3
「数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3」は、みんなで力を合わせて進めていく協力型ゲームです。
おかあさんニワトリが小屋に着く前に、みんなで数を数えながらヒヨコをおうちに戻してあげましょう。
基本のあそびに加えて、3つのレベルから遊びを選べます。
英語で数を数えたり、足し算をしたりと、楽しく数を学ぶことができます。
<数えるすごろく ピヨピヨひよこで1.2.3の特徴>
・幼児からの数の基礎学習に最適
・協力型ゲームで協調性が育まれる
・英語でも数を学ぶことができる
ナンバーブロックス カウンティング パズルセット
「ナンバーブロックス カウンティング パズルセット」は、カウント、順序付け、グループ化、パターン化、並べ替え、加算、減算、代入、カーディナリティなど、数学の基本的なスキルを学ぶことができる知育玩具です。
Numberblocksカウンターは高品質で柔らかく丈夫なプラスチック製で、お子様が扱いを楽しめます。
また、カウンターは簡単に拭き取ることができ、キャリーハンドル付きの便利な収納タブにきれいに収納できます。
<ナンバーブロックス カウンティング パズルセットの特徴>
・カラフルなデザインで目で見て楽しい
・パズルのピースをはめこむことで指先の巧緻性を高める
・1から20までの数をパズルカードで楽しく学習することができる
ナンバーブロックス ソーティング パズルセット
「ナンバーブロックス ソーティング パズルセット」は、1~20までの数をパズルカードで楽しく学習できる知育玩具です。
カラフルな色合いのカードなので、数のお勉強をしながら色あそびも同時に楽しめます。
ユニークな表情が魅力的なキャラクターたちに心を奪われること間違いなしです!
<ナンバーブロックス ソーティング パズルセットの特徴>
・ユニークな表情が魅力的なキャラクターに心奪われる
・大きく丈夫なパズルピースをはめ込むことで指先の巧緻性を高める
・数字の勉強をしながら形や色に注目して楽しむこともできる
ニョロニョロ虫をつまもう
「ニョロニョロ虫をつまもう」は、20匹のニョロニョロ虫たちと一緒に、指先トレーニング、色の認識、並び替えなど遊びを通してたくさんの「学び」を増やすことができます。
穴のあいたマットに、ニョロニョロ虫をさし込んだり、付属のピンセットで抜いたり、にぎる、つまむ、はさむ、動かすことで、指先のトレーニングにつながります。
ピンセットは小さなお子さまが握りやすいサイズと作りです。
また、アクティビティカードやスピナーを使って、色や数を学ぶことができます。
鉛筆を握るための訓練にもなる、3歳から遊べる知育玩具です。
<ニョロニョロ虫をつまもうの特徴>
・指先の巧緻性を高める
・小さなお子様でも握りやすいピンセットつき
・数だけでなく色の認識力も養える
ナンバーバブルブリックス
「ナンバーバブルブリックス (Number BubbleBrix)」は、数字を学び、手指の運動能力を向上させるのに役立つ知育玩具です。
ブロックで自由に遊びながら、1〜10の数字を声に出して数える練習から始めてみましょう。
計算式を作り、答えがわかったらその数字のブロックを見つけて繋げたりと、徐々にレベルアップできます。
数字記号が書かれたシリコン部分は硬めで、指でポコポコと押した時の触感がクセになるフィジェットトイとしても楽しめます。
ブロックを繫げたり外したり、シリコンをポコポコ押したりすることで、指先の巧緻性も高めてくれます。
<ナンバーバブルブリックスの特徴>
・指先の巧緻性を高めることにつながる
・ブロックで自由に遊びながら学べる
・シリコンを押した時の触感がクセになる
まとめ
4歳のお子様にとって、数字は新しい世界です。
親御さんが日常生活の中で楽しく数字に触れる機会を提供することで、子どもの数の理解を深め、学習の基礎を築くことができます。
数に限ったことではありませんが、楽しく学ぶことがモチベーションにつながります。
無理に段階を進めていくのではなく、楽しく一歩ずつ進めていくことが将来の学習の基礎となっていくので、焦らず子どものペースをよく見ながら進めていきましょう。
この記事が、親子で楽しむ数字の学習方法を見つける一助となれば幸いです。