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2023.04.12

幼児の記憶力を伸ばすための5つの方法!子どもの能力を高める生活習慣とは

幼児 記憶力 アイキャッチ画像

記憶力は、成長したときに仕事や学習などのさまざまな場面で役立つ能力とされ、注目を集めています。

幼児期に記憶力を伸ばす方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

このページでは、幼児の記憶力を高める5つの方法と、生活習慣のポイントをご紹介します。

幼児の記憶力を鍛えるために必要なこと

記憶 親子 幼児

幼児の記憶力を鍛え、脳によい刺激を与えるためには、親の関わり方が重要です。

ここでは、記憶力に関わる幼児の脳の発達と、記憶に関する基礎知識をみていきましょう。

 

幼児の記憶力に影響を与える親の関わり方

脳は一生を通じて変化し発展する能力を持っていますが、特に、幼児期は親の関わり方が脳の発達に大きな影響を与えると言われます。

幼児期に親が子どもに関心を持ち、子どもに安心感が生まれることは、子どもの後々の学習にも影響を及ぼすためです。

本来、親が意図しなくとも、子どもは学んで探求したいという自然な衝動を持っています。

 

しかし、探求したい欲求が満たされず放置状態が長続きすると、子どもの脳の発達は阻害され、ストレスを感じてしまうのです。

幼児の脳にストレスが過度にかかると、ドーパミンのレベルは高くなり、前頭葉の働きが阻害されてしまうことが分かっています。

前頭葉は脳の最前面にあり、学習過程にある子どもの、計画立案や集中といったさまざまな活動に関係する部分です。

 

このことから、幼児期に慢性的なストレスを感じることは、学習障害の拡大の原因となると考えられています。

幼児期は親が子どもと関わり、愛情をかけて注意をそそごうとする姿勢が大切です。

出典:デイビッド・ギャモン&アレン・D・ブラグドン「あなたの知らない脳の使い方・育て方―幼児から高齢者までの脳活性化法」誠文堂新光社、p27,30-35(2002)

 

暗記力と記憶力の違い

記憶力と混同しがちな能力に、暗記力があります。

暗記力と記憶力はどう違うのかをみていきましょう。

 

そもそも人間の記憶には、短期記憶と長期記憶の2種類があります。

短期記憶は一時的に情報を保管する場所です。

対して、長期記憶では、情報を長期的に保管します。

 

そして、暗記力は「新しく物事を覚えること」(短期記憶)に関係する能力です。

対して記憶力は、「一度覚えたことを忘れない」(長期記憶)ことを指します。

新しい情報は暗記力を使って覚え、物事を長く覚えておくときに記憶力が必要です。

 

どんな情報もまずは短期記憶に入るため、短期記憶を活用して長期記憶へとつなげ、必要なときにいつでも引き出して使えるようにすることが重要です。

幼児期は、成長してからの学習の土台となるように、暗記力と記憶力のどちらも伸ばしておくことが大切だとわかります。

 

幼児の記憶力を伸ばす5つの方法

幼児の記憶力は、特別な教育法を取り入れなくても日常の中で育むことができます。

ここでは、普段の生活の中で簡単に取り入れられる記憶力を伸ばすトレーニング方法をみていきましょう。

 

言葉遊びをする

幼児 親子 記憶力

幼児の記憶力を伸ばす方法として、言葉遊びをおすすめします。

しりとりや言葉あつめなどの遊びは、毎日の生活の中で取り入れやすく、効果を得られやすい記憶のトレーニングです。

言葉あつめとは「黄色いものは何がある?」と子どもに尋ね、親子で交互に言葉を言っていく方法です。

 

簡単なしりとりができるようになったら「食べ物だけ」や「動物だけ」といった条件付きにも挑戦してみましょう。

「赤いもの」「丸いもの」「”あ”のつく言葉」「カタカナの言葉」をあつめてみるのもよいでしょう。

 

親子で交互に言っていく方法に慣れたら、「バナナ、レモン、ひよこ……」といったように、これまで言った名前をつなげていく方法に発展させるのもおすすめです。

言葉遊びは、認識力や語彙力を向上させる効果も期待できます。

 

絵本の読み聞かせをする

幼児 記憶力 読み聞かせ

子どもの記憶力を伸ばすには、絵本の読み聞かせがおすすめです。

何度も同じ絵本を読み聞かせると、子どもは絵本に出てくるお話を記憶します。

 

また、「お話の時間」を設け、大人が声に出して子どもに絵本を読んであげることで、子どもの安心感が満たされ、脳の発達にもよい影響を与えると言われます。

母語による読み聞かせは、子どもの言語能力を高め、将来の読解力とことばの技能を発達させる手助けとなるでしょう。

出典:デイビッド・ギャモン&アレン・D・ブラグドン「あなたの知らない脳の使い方・育て方―幼児から高齢者までの脳活性化法」誠文堂新光社、p71(2002)

 

覚えたことを大人に教えてもらう

幼児 記憶力 会話

記憶力を鍛えるには、子どもが覚えたことを大人に話して教えてもらう方法もおすすめです。

インプットして覚えた情報を、大人に話してアウトプットすることで、長期記憶につなげていくためです。

 

例えば「今日は保育園/幼稚園で何があった?」や「面白かったことはなに?」など、簡単なことを尋ねてみましょう。

子どもが記憶を辿って思い出せる過去の出来事を、聞いてみてください。

親子で会話する機会が増えることで、子どもの記憶力を鍛えることができます。

普段からコミュニケーションを取ることで、子どもも話を大人に聞いてもらうことで安心感が生まれ、親子の信頼関係を築くことにもつながります。

 

記憶力を鍛えるゲームを取り入れる

言葉遊び 幼児 記憶力

記憶力を鍛えるには、遊びの中で簡単なゲームを取り入れる方法もおすすめです。

ここでは、記憶力を鍛えるゲームをみていきましょう。

 

神経衰弱

神経衰弱は短期記憶のトレーニングとして役に立ちます。

ただし、幼児期の子どもはトランプの絵や数字の認識がまだうまくできません。

トランプではなく、動物やくだものなどがシンプルに描かれた絵カードなどをおすすめします。

 

絵あわせのようにして楽しむ方法であれば、2〜3歳から取り組むことができます。

 

リンク法

また、記憶術の基本的な方法「リンク法」を取り入れてみるのもよいかもしれません。

リンク法とは、暗記する材料の要素を、関連するイメージとして結びつける暗記方法です。

 

例えば「木→飛行機→ぞう→傘→ひまわり→星」という、関連性のない6要素を丸暗記しようとすると非常に難しく、時間がかかることでしょう。

リンク法では、これらの要素を以下のようなストーリーを想像して暗記していきます。

「木のうしろから飛行機が飛んできて、ぞうさんのいる草原に到着した。象は長い鼻で大きな傘を開き、傘の上からたくさんのひまわりが咲いてぐんぐん伸び、お空には星がきらきらと輝いた」

このようにイメージで要素を連結し、たくさんの要素を暗記します。

 

はじめは、3枚ほどの要素からはじめてみましょう。

子どもの自由な発想力や想像力を高めることも期待できるのが、リンク法の特徴です。

 

記憶力を高める知育玩具!ブレインボックスシリーズ

理解力や思考力も大きく成長する時期の4歳・5歳ごろの子どもには、ブレインボックスシリーズをおすすめします。

砂時計が落ちる10秒間で表に描かれたイラストを覚え、裏面の問題に答えていくカードゲームです。

問題のカードは55枚あるため、たっぷり観察力や記憶力のトレーニングができるでしょう。

動物や乗り物、算数など6種類から選べて、子どもの好みにあわせられるのも嬉しいポイントです。

 

<ブレインボックスシリーズの特徴>

・10分でできる脳トレカードゲーム
・一人でも大人数でも遊べるゲーム
・持ち運びにも便利なボックス付き

 

興味を示す分野を深める

記憶力を伸ばすには、興味を示す分野を深める方法もあります。

子どもは、自分が興味を持っているジャンルの言葉やイラストを積極的に吸収し、素晴らしい記憶力を発揮することがあります。

 

例えば、車・動物・恐竜・植物など、子どもが興味を持った項目であれば、どれでも構いません。

その分野に関する図鑑や絵本などを与えて、関心を高められる環境を準備しましょう。

好きなものの名前を数多く記憶することは、記憶力を鍛えることにつながります。

アニメのキャラクターや新幹線の名前などは一見、学習や記憶力に関係がないように感じるかもしれません。

 

しかし、大人が別のものに注意を向けようとするよりも、子どもが興味を示す分野を深めたほうが効率もよく、より高い効果が見込めます。

時間を忘れてのめり込んだ体験は、子どもの記憶にも深く刻まれることでしょう。

 

幼児の記憶力を高める生活習慣のコツ

子どもの記憶力は、普段の生活次第では、より高められる可能性があります。

ここでは、幼児の記憶力を高める生活習慣のコツを3つ紹介します。

 

感動を伴った体験をする

親子 シャボン玉 幼児

子どもの記憶に焼き付けるには、感動を伴った体験を増やすことも大切です。

身近な存在のお父さんやお母さんとともに得た感動は、子どもにとって記憶に結びつきやすい体験です。

 

子どもが笑ったり心を動かしたりしている様子をみつけたら、側にいる大人も感動を表情や体で表現してみましょう。

大人が知っていることでも、子どもにとって初めての体験は数多くあります。

 

特別なことではなく、毎日の生活の中でも子どもが感動した様子をみることがあるかもしれません。

砂場で作った大きな山が崩れる様子に子どもが心を動かすこともあるでしょう。

 

さまざまな場所に出かけて、美しいものや楽しいものを「見て・触れて・感じる」ことが大切です。

子どもが笑ったら大人も大きな声で笑い、一緒に楽しんでみてください。

それが子どもの記憶に焼きつく体験となり、記憶力を鍛えることにつながるでしょう。

 

睡眠をたっぷり取る

幼児 睡眠 記憶力

記憶力を高めるためには、睡眠をたっぷり取ることも大切です。

睡眠不足は、子どもの脳の発達に悪影響を与えることが分かっています。

 

脳は、大人でも新しい経験を海馬から長期記憶に移し替えるために1晩に8時間の熟睡が必要だと言われます。

人の睡眠は、ノンレム睡眠とレム睡眠を90〜120分間繰り返しており、どちらも学習には必要です。

睡眠不足は心の安定や感情のコントロール力、学習意欲や学力にも大きく影響します。

子どもの発達・年齢ごとの正常とみなされる睡眠時間は、以下を目安にしてみてください。

・乳幼児期(1~3歳)…1日11~12時間
・幼児期(3~6歳)…1日10~11時間
・学童期(6~12歳)…1日8~10時間

出典:未就学児の睡眠指針 | 厚生労働省

出典:デイビッド・ギャモン&アレン・D・ブラグドン「あなたの知らない脳の使い方・育て方―幼児から高齢者までの脳活性化法」誠文堂新光社、p127(2002)

 

トレーニングは短時間にする

知育玩具やカードなどでの記憶のトレーニングは、短時間で取り組むことを意識することも大切です。

幼児が集中できるのは「年齢+1分」だと言われます。

 

例えば、2歳なら3分、3歳なら4分、4歳なら5分取り組めたら、素晴らしいことだと考えましょう。

1時間も2時間もトレーニングにかける必要はありません。

集中できる時間で短時間に終えた方が、「また次もやりたい」と、次回への意欲が沸いてくるものです。

 

しかし子どもが自ら集中して時間が過ぎているときには、中断させずに見守ることも大切です。

子どもの様子をみながら、区切りがついたタイミングで切り上げましょう。

 

まとめ

このページでは、幼児の記憶力を伸ばすための5つの方法と、生活習慣のコツを紹介してきました。

子どもとの言葉遊びや絵本の読み聞かせは、記憶力を鍛えるとともに子どもに安心感を与え、心と脳の発達を促します。

 

また、記憶力のトレーニングを遊びの中で取り入れる方法も有効です。

お子様と楽しんで取り組める、記憶力を鍛える知育玩具も取り入れてみてはいかがでしょうか。

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