子育てが難しいと感じる理由を男の子女の子それぞれ解説!乗り越えるコツも
「子育てが難しい・・・」
「自分は子育てに向いていないのではないか」
このように悩めるママやパパは、意外にも多く、どうしたらいいのかわからず逃げ出したくなることもあるかもしれません。
このページでは子育てが難しいと感じる理由を男の子・女の子それぞれ解説します。
また、子育てが難しいと感じた時にどのように乗り越えたら良いか、そのコツもお伝えしますので、今まさに「子育てが難しい」と感じている場合はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
なぜ子育てが難しいと感じるのか?
ママやパパが子育てを難しいと感じるのはなぜでしょうか?
子育てが難しいと感じる理由やその対処法についてそれぞれ解説しました。
言葉でコミュニケーションを取るのがむずかしいから
言葉を発するようになると、我が子の成長を感じて嬉しく思います。
しかし、言葉を話すようになれば最初からうまく気持ちを伝えられるというわけではありません。
また、言葉を話すようになっても大人のように意思疎通がうまくできるわけでもないため、子どもとのコミュニケーションが難しいと感じる時期があるかもしれません。
特に2歳前後から始まる通称「イヤイヤ期」と呼ばれる時期は、なんでも「イヤ!」と言って拒絶するようになるので、振り回される親は困り果ててしまうこともあるでしょう。
イヤイヤ期は自我が芽生えた成長の証です。
成長のひとつの過程としてとらえ、無理に言うことを聞かせようとするよりも、ある程度割り切って捉えた方が良いでしょう。
一方で、言葉でうまく感情を伝えられない時期に人を叩いたり噛んだりする子もいます。
「言ってもわからないから」と何も言わなければ、子どもはそれが良いものと解釈してしまいます。
怪我をさせてしまうなど、他人に危害が及びそうな場合は、子どもに理解できるよう諭す必要があるでしょう。
しつけが難しいから
言葉でコミュニケーションを取ることが難しい場合、言葉でしつけることが困難なように思えますが、子どもは大人を良く見ていて言葉以外の態度や雰囲気から意図を感じ取っている場合もあります。
そのため、言葉を理解できない年齢であったとしてもどうせ分からないからと諦めず、子どもにはしっかりとルールを教えてあげる必要があります。
言葉を理解できる年齢になったからと子どもに何度言い聞かせて教えてみても、なかなか思うようにならないこともあり、親はどうしたら良いのか悩んでしまうときもあるでしょう。
しつけは必ずしも叱る必要はないので、日々の生活の中で楽しみながらルールを教えていくようにしましょう。
好き嫌いが多くてごはんを食べないから
乳児の頃に母乳やミルクをたっぷりと飲んでいた赤ちゃんも、離乳食が始まったとたんに好き嫌いがはじまることがあります。
子どもにとっては初めて食べる食材や料理ばかりなので、その見た目や匂いにとても敏感で、好き嫌いがとても多いです。
幼少期は特に好き嫌いが激しいため、食べさせる親にとっては子どもとの食事はストレスになりがちです。
嫌いなものを無理矢理食べさせようとすると、食べること自体が嫌いになってしまうこともあります。
調理方法を工夫して苦手なものを食べさせるという方法もありますが、ママにとって食事作りが負担になってしまうとそれもまたストレスの要因となってしまいます。
成長とともに食べられるものが増えてくるので、無理やり大人と同じものを食べさせる必要はありません。
「食育」という言葉もあるように、楽しい雰囲気で食事をすることで子どもの好き嫌いが減ることもあります。
男の子の子育てが難しいと感じるよくある理由
男の子の子育てが難しいと感じる理由はどのようなものがあるのでしょうか?
よく聞く2つを取り上げたので、男の子を育てる上での参考にしてみてください。
男の子の気持ちが理解できないから
兄弟がいなかったり、いても姉妹だけで育った場合、男の子の行動や気持ちが理解できず悩むママが多いようです。
特に「自分はこれぐらいの年齢の時にこう感じていた」という視点が通用しないのも悩みに繋がるそうです。
自分の過去や経験と比較して「そうに違いない」という予測は、男の子でなくても当てはまらないときが多々あるのですが、性別の違いから余計に強く感じることもあるようです。
どうしても理解するのが難しいと感じてしまう場合は、同性であるパパに相談してみると解決につながることがあるかもしれません。
活発すぎて常に心配だから
男の子に多いのが「闘いごっこ」で、力加減がまだよくわかっていないため、最初は楽しく遊んでいたとしても、度が過ぎてケンカに発展してしまうこともよくあります。
このように、男の子は女の子と比べてすぐ手や足が出る「身体を使った攻撃」を悩みとして挙げるパパやママが少なくありません。
また、怖がりではない子の場合、高いところに登ったりぶら下がったりしたうえに、飛び降りたり落ちたりすることもあるため、活発すぎる場合は一瞬でも目を離せないのが親にとってはストレスになることもあります。
多少の怪我であれば成長の証として見守ることも良いでしょうが、命に関わるような危険な行動をとっさに取ることもあるので、一瞬でも気が抜けないというのも事実です。
女の子の子育てが難しいと感じるよくある理由
では女の子の子育てが難しいと感じる理由はどのようなものがあるのでしょうか?
よく聞く2つ
大人顔負けの「女子」のこだわりが強いから
女の子は幼少期から、「女子」独特のこだわりが強くなります。
特に洋服や髪型、靴やバッグなど自分の持ち物や外見に対するこだわりが強く現れ、「この服じゃなきゃ今日は出かけない!」なんていう日もあるようです。
また、ママがお化粧する姿を見て「自分も同じようにしてほしい」とリクエストする子もいるとか。
真冬なのに半袖のお気に入りの洋服しか着たがらない、忙しい朝の時間に難しい髪型を要求されるなど、オシャレ意識の高い子であればあるほど、ママやパパは振り回されて悩みの種になってしまうようです。
もちろん、すべての要望に応える必要はありませんが、リクエストに応じられない場合は言葉の理解が早い女の子にはしっかり言葉で伝えるようにしましょう。
とにかく口が達者だから
おしゃべり上手な女の子は幼少期からとにかく口が立つので会話が盛り上がる反面、親や兄弟とケンカになったり、お友達どうしでも言い合いになってしまうこともあります。
また、口が達者ゆえに口答えへの対応にうんざり(辟易)することや、しっかりと記憶しているのでごまかしがきかないというお悩みもあるようです。
疲れている時にマシンガントークを浴びせられると楽しく聞いてあげられない、というのは女の子の親特有の悩みかもしれません。
子育てが難しいと感じた時の対処法
では、子育てが難しいと感じた時、どのように対処したら良いのでしょうか。
簡単に試せて親子の関係が良くなるような方法を3つ紹介しますので参考にしてみてください。
徹底的にほめてみる
子どもを「しつけなければ」と叱ってばかりでうまくいかない場合は、「徹底的に褒める」ということをしてみてはいかがでしょうか。
親がいつも小言を言ってばかりいては、子どもは萎縮してしまうか「どうせ自分なんか」とひねくれた考えになってしまっているかもしれません。
そのため、親が明るく元気にやさしい気持ちで子どもを褒めることで、「親は自分の味方なんだ」と認識し、その結果子どもの行動に変化が現れる可能性があります。
我が子に褒めるところが見つからないと考えている場合は、まずはありのままを受け入れ、認めるところから始めると良いでしょう。
たとえば、子どもが朝元気に「おはよう」を言えたら褒めてみる、自分で着替えようとしたら褒めてみる、褒められて笑顔になったらその笑顔を褒めてみるなどです。
親が「褒める」ことに意識をシフトすることで、「叱る」回数がグッと減ってきます。
毎日仕事に家事に育児にと忙しい生活の中で、ほんの少し意識して「褒める」回数を増やしてみてはいかがでしょうか。
危険な行動は理由をしっかり説明して叱る
「ダメ」や「いけない」・「やめなさい」だけだと、子どもはなぜその行動を止められたのか理解できないため、危険な行動をした場合は理由をしっかり説明しましょう。
まずは危険な行動を素早くやめさせ、そのあと何がいけなかったのか、そのまま続けていたらどうなったのかを子どもが理解できるようにしっかりと説明することが必要です。
叱る前に子どもの気持ちを聞いてみる
一方的に叱られたのでは、大人であってもいい気分はしません。
ましてや子どもは好奇心の塊りなので、大人のように行動を理性で制御できないことがほとんどです。
子どもにとっても、なぜそのような言動をしたのか言い分があるため、叱る前に子どもの気持ちを聞いてみるのも良いでしょう。
自分の気持ちを尊重してもらえたと思うだけで、子ども自身も寄り添ってもらえたと感じ、一方的に叱られるよりも親への信頼感や安心感を得ることにつながります。
子育ての難しさに悩みすぎないで!うまく乗り切るための3つの息抜き
もし「子育てがうまくいかない・・・」と悩んでしまったとしても、自分を責めすぎないでくださいね。
うまく乗り切るための方法を3つご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
いったん子どもから離れる
子育て中に行き詰まったり、イライラがおさまらない時はいったん子どもから離れてみましょう。
別室がなかったとしても、トイレやお風呂場など、ドアを閉めていったん一息つける場所があればどこでも構いません。
深呼吸をしてみたり、こっそり用意しておいたおやつを食べてみたり、スマホで「推し」を眺めてみたり、気持ちを落ちつける方法を試してみましょう。
おしゃべりしてストレス発散
育児中のママとおしゃべりすることでストレスを発散させる方法もあります。
同じ年代を育てている場合は共感してもらえる話題も多いので、みんな同じように悩みながら子育てしているんだと心強く思えるかもしれません。
また、性別が同じ場合は対処法のアドバイスを試してみたら子どもも親も楽になった、ということもあります。
子どもと二人きりだと好きなようにおしゃべりすることもできないので、自分の好きな話題で思い切り話す時間を作ることも必要かもしれません。
好きなことをする時間を作る
子育て中こそ好きなことをする時間を積極的に作るようにしましょう。
乳幼児を抱えていると「自分の時間なんてまったく作れない」という状態に陥りがちですが、ママがイライラしていると子どもにとっても状況は良くありません。
もし、可能であれば子どもを預けてリフレッシュできる時間を作るようにしましょう。
また、預け先がない場合は一時保育やベビーシッターなどを利用するのも良いでしょう。
育児放棄しているような罪悪感を感じてしまう人もいるかもしれませんが、後ろめたく思う必要はありません。
自分の好きなことをすればリフレッシュでき、より優しい気持ちで子どもに接することができるようになります。
まとめ
仕事や家事に追われると、どうしても心に余裕がなくなってイライラしがちになります。
そんな時、子どもがわがままを言ったり言うことを聞かなかったりすると冷静になれず怒りをぶつけてしまうこともあるかもしれません。
まずは親が心に余裕を持てるよう、パパとママが協力してフォローしあえれば、「家族」というチームで子育てを乗り越えていけるかもしれません。
現代ではかつてに比べて核家族がほとんどで、大家族や隣近所が助け合いながらしていた子育ても「孤育て」なんて呼ばれています。
子育てが難しいと感じたときは、少し休息が必要かもしれません。
うまく周りに頼りながら親と子の絆を深め、子育ての難しい時期も乗り越えていけると良いですね。