1歳児にモンテッソーリ教育をしたい!おすすめの知育玩具6選

モンテッソーリ教育は、子どもの自主性を育むための教育法として、世界の多くの国で支持されています。
また、多くの著名人が、幼少期にモンテッソーリ教育を受けてきたことが知られるようになっています。
そのため、知育玩具を使って1歳頃からできるモンテッソーリ教育を知りたいと考えている保護者の方も多いでしょう。
そこでこのページでは、知育玩具を使った1歳児のモンテッソーリ教育の概要・知育玩具の種類や選び方・おすすめ知育玩具などについて、詳しくご紹介していきます。
もくじ
知育玩具で1歳児にモンテッソーリ教育ができる?
1歳児に対して、知育玩具を使ってモンテッソーリ教育をすることはできます。
具体的な知育玩具をご紹介する前に、まずは1歳のモンテッソーリ教育、知っておくべき1歳児の成長などについて、見ていきましょう。
1歳のモンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育とは、子ども自身が持つ「自分を育てる力」をサポートすることを前提とした教育法です。
子どもの豊かな人格の土台を育むために、以下の5つの分野に沿って教育を行います。
・日常生活の練習
・感覚
・言語
・算数
・文化教育
それぞれの分野の教育の中で、大人は子どもの自己教育力が存分に発揮できるよう、子どもをよく観察し、環境を整えます。
1歳くらいになると、好奇心旺盛でまわりの世界に対する興味が強くなるため、子どもの安全に注意しながら、自らの興味・関心を自由に探求できるような環境を整えることが重要です。
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モンテッソーリ教育のために知っておくべき1歳児の成長
効果的なモンテッソーリ教育を行うために、まず1歳児の一般的な成長段階を理解しておきましょう。
身体的発達
多くの1歳児が歩き始める時期で、徐々に階段を登ったり、ジャンプをしたりするようになります。
また、手指の細かい動きが発達し、小さな物をつまむことができるようになるため、自分で食べ物を口に運んだり、簡単な積み木遊びができるようになります。言語の発達
言葉の理解が進み、いくつかの単語を発して、自分の要求や感情を表現し始めます。
また指差しやジェスチャーなどで、コミュニケーションがはかれるようになります。
社会的・感情的発達
保護者との愛着関係を形成することで、安心感を得て、新しい環境に興味を持ちます。
また、鏡を見て自分を認識し、自分の名前に反応したり、自己主張したりするようになります。
認知的発達
周りの世界に対する好奇心が旺盛になり、物を叩いたり、振ったり、投げたりすることで、物事の原因と結果を学びます。
また、大人や他の子どもの行動を観察し、それを真似するようになります。
知育玩具はモンテッソーリ教育にピッタリ
心身ともに成長が著しい1歳児が知育玩具で遊ぶことは、モンテッソーリ教育にとても適しています。
モンテッソーリ教育を行う教室や幼稚園・保育園などでは、「教具」と言われる教材を使用することが多いです。
この教具は、一般的に販売されている知育玩具と近いものも多いです。
つまり、子どもの好奇心を刺激し、自発性をサポートするように設計された知育玩具は、モンテッソーリ教育の原則に沿っています。
1歳児の発達段階や子どもがやりたがる動作に合わせて、それをサポートできる知育玩具を選ぶと良いでしょう。
モンテッソーリ教育の考え方に合う、適切な知育玩具を選ぶことで、1歳の子どもの好奇心を自然と引き出し、健全な成長をサポートすることができるのです。
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の種類【手作りもOK】
ここでは、モンテッソーリ教育の5分野をサポートできる、1歳児に適した知育玩具の種類をご紹介します。
・積み木
・はめ込みパズル
・ボール落とし(ハンマートイ)
・リング差し
・スタッキングトイ
・楽器
・ままごとセット
これらは、日用品や身の回りの材料を使って手作りすることもできます。1つずつ、見ていきましょう。
積み木
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の1つ目は、積み木です。
積み木は、感覚の発達が著しい1歳の子どもが自分で積み木を選び、運んだり並べたり積み上げたりして、自由に遊ぶことができます。
遊び方が制限されず、自主性を尊重できる積み木は、モンテッソーリ教育に適した知育玩具です。
また、モンテッソーリ教育ではシンプルで自然素材のおもちゃが好まれます。質感・重さ・温度を感じて、触覚を育てることができる木製の積み木も良いでしょう。
はめ込みパズル
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の2つ目は、はめ込みパズルです。
はめ込みパズルは、色・形・大きさの認識力を高めます。異なる色や形のパズルピースを手にすることで、子どもは視覚的な識別能力を発達させることができます。
成長が進むと、パズルを完成させるための集中力や達成感も育むことができるでしょう。
円形・正方形・三角形などの基本的な形のパズルや、動物や乗り物のパズル、数字やアルファベットのパズルなど、はめ込みパズルの種類も豊富です。
ボール落とし(ハンマートイ)
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の3つ目は、ボール落とし(ハンマートイ)です。
「ボールを叩くと穴を通って落ちる」といった一連の動作で、原因と結果の関係を感覚的に理解できるようになります。
また、ボールが落ちる音やハンマーで叩いたときの音は、1歳の子どもの聴覚を刺激し、脳の発達をサポートします。
シンプルなデザインのハンマートイだけでなく、ボールが複数のレールを通って落ちていくもの、音が鳴る仕掛けや光る機能が付いたものなど、五感を刺激するさまざまな種類のハンマートイがあります。
リング差し
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の4つ目は、リング差しです。
リングを棒に通すためには、指先の細かい動きが必要です。手と目の協調性が鍛えられ、自分と両手の関係性を確立できるようになります。
また、カラフルなリングが使われている場合は、視覚が刺激され、色の認識力を高められるでしょう。
リングを1つずつ通すことに夢中になることで、集中力が高まり、全て通した時はやり遂げた達成感を味わえます。
スタッキングトイ
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の5つ目は、スタッキングトイです。
子どもは、1歳頃から重ねる・積むという動作ができるようになるため、スタッキングトイもモンテッソーリ教育にピッタリです。
積み上げるときは、下の積み木が小さかったり斜めになっていたりすると、上に積み上げることができません。
スタッキングトイは、試行錯誤を繰り返しながら、自発的に取り組み、バランス感覚を自然に学ぶことができます。
楽器
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の6つ目は、楽器です。
ピアノ・木琴・マラカス・タンバリン・ドラムセットなど、子ども向けのおもちゃの楽器は多いです。1歳児はまだ物を口に入れたり舐めたりすることが多いため、本物の楽器は衛生面に気をつけなければいけません。
音を奏でることで、聴覚を刺激しながら、音色・音の高さ・リズムを感じることができるでしょう。
ペットボトルの中にお米を入れたマラカスや、ダンボール箱のドラムセットなど、楽器は身の回りのもので手作りすることもできます。
ままごとセット
1歳児に適したモンテッソーリ教育の知育玩具の7つ目は、ままごとセットです。
モンテッソーリ教育の5つの分野の1つである「日常生活の練習」を行う上で、ままごとセットは最適と言えます。
1歳の子どもと会話を成立させてままごとすることは難しいですが、ままごとセットを使って、大人の見よう見まねでさまざまな動作を真似することが好きな子どもは多いです。
大人は間違いを指摘するなどせず、子どもの安全と、子ども自身が作る世界を見守りましょう。
モンテッソーリ教育ができる1歳児向け知育玩具の選び方
では、モンテッソーリ教育ができる1歳児向けの知育玩具は、どのように選んだら良いのでしょうか。大きなポイントは、以下の3つです。
・子どもの自主性を促すことができる
・シンプルで明確な機能
・安全性が高く発達段階に適している
それぞれを、見ていきます。
子どもの自主性を促せる
モンテッソーリ教育ができる1歳児向け知育玩具の選び方の1つ目は、子どもの自主性を促せることです。
モンテッソーリ教育では、子どもの自主性をとても尊重します。
さまざまな色や形があったり、音が鳴ったりするおもちゃは、子どもの五感が刺激されて興味をひき、子どもが自ら手に取るようになることが多いです。
遊び方が限定されたり、大人の過度な介入が必要なおもちゃではなく、子どもが自由に遊べる知育玩具を選ぶことが重要です。
シンプルで機能が明確である
モンテッソーリ教育ができる1歳児向け知育玩具の選び方の2つ目は、シンプルで機能が明確であることです。
1歳児には、積む・落とす・崩す・はめる・鳴らすなどの動作ができる、シンプルで分かりやすい機能の知育玩具が良いです。
複雑な操作が必要な知育玩具は、子どもが達成感を感じにくいため、すぐに飽きてしまう可能性が大きいです。
1歳の子どもが、手にとって試行錯誤する中で、どう動かせば良いのかが感覚的に分かるような知育玩具が良いでしょう。
安全性が高く発達段階に適している
モンテッソーリ教育ができる1歳児向け知育玩具の選び方の3つ目は、安全性が高く発達段階に適していることです。
1歳は物を口に入れたり舐めたりすることが多い時期なので、自然素材など、無害な素材で作られていることが重要です。
また、誤飲の危険がないように、小さなパーツが含まれず、部品が大きめであることを確認しましょう。
また、汚れても洗いやすく、清潔を保ちやすいなど、発達段階に適しているデザインであることもポイントです。
1歳児にモンテッソーリ教育ができるおすすめの知育玩具6選
最後に、1歳児にモンテッソーリ教育ができるおすすめの知育玩具6選をご紹介します。
トブルス ネオ
トブルス ネオは、色鮮やかなお椀のような形のパーツを、積み上げたりして遊ぶ知育玩具です。
1歳の子どもは物を口に入れたり舐めたりする時期ですが、トブルス ネオはBPAフリーで安心の素材でできており、口に入らないサイズなので、安心して遊ばせることができます。
ゆらゆら揺れるパーツを上手に積み上げるには、バランス感覚が必要です。子どもの自主性を大切にしながら、試行錯誤を繰り返せるおもちゃです。
<トブルス ネオの特徴>
・積んだり揺らしたり回したりして遊べる
・パーツの形状がユニーク
・カラフルな色が色彩感覚を養う
クリッキティ
クリッキティは、「いろいろな物に触れたい」という好奇心が増す1歳児にピッタリな知育玩具です。
土台となるベースにカラフルな5つのユニークなボールがついており、それらを回転させたり、引っぱったりして遊びます。
1つのボールを引っ張ると、別のボールが引っ込むなどの仕掛けは、子どもの好奇心を刺激し、創造力をアップさせるでしょう。
<クリッキティの特徴>
・カラフルな5つのボールがついた知育玩具
・ビーズ入りボールの音で耳でも楽しめる
・色・形の理解力も育む
ララブーム 10ピースセット
ララブーム 10ピースセットは、ブロックのようにつなげられるビーズ8ピースと、ホイールパーツ2個のセットです。
ビーズ同士をつなげたり、ホイールパーツにくっつけたりして遊ぶ中で、手先の器用さや創造力を高められます。
口に入れられないサイズで、なめても安全な素材で作られているので、1歳の子どもにも安心して遊ばせられます。
<ララブーム 10ピースセットの特徴>
・質感・形・色の異なるビーズ
・水洗いできて清潔を保てる
・モンテッソーリ教育に対応した知育玩具
ララブーム 8 ピースバスセット
ララブーム 8 ピースバスセットは、顔・しっぽ・ララブームビーズ3個のセットです。
質感・形・色の異なるビーズをつなげていくと、かわいい笑顔のイモムシになります。
ビーズはひねると2つに分けられます。くっつけたり離したりと、手先を動かしながら五感を刺激することで、1歳の子どもの心身の発達をサポートできるでしょう。
<ララブーム 8 ピースバスセットの特徴>
・かわいいイモムシのビーズ
・素材は安全な合成樹脂
・お風呂でも遊べる
ララブーム 48ピースセット
ララブーム 48ピースセットは、ララブームビーズ21個(42ピース)・アクセサリーパーツ・ひもがセットになった、フランス発のおもちゃです。
たくさんの鮮やかな色のビーズが入っているので、くっつけて遊ぶほか、何かを作る楽しみも見つけられるでしょう。
遊び方が限定されないので、赤ちゃんの頃から幼児期まで、発達段階に応じて主体的に遊べます。
<ララブーム 48ピースセットの特徴>
・フランス初のビーズの知育玩具
・大容量なのでさまざまな形を作れる
・0歳〜4歳頃まで長く遊べる
センソリーボール付 18ピースセット
センソリーボール付 18ピースセットは、ララブームビーズ6個(12ピース)と、ビーズをつけられる凹凸があるセンソリーボール3個(6ピース)のセットです。
ビーズ同士をくっつけたり、ボールの凹凸にビーズをくっつけたりと、遊び方はさまざまです。
カラフルな色やユニークな形状・質感が1歳の子どもの好奇心を刺激します。水洗いができるので、お風呂遊び・砂遊びでも楽しめます。
<センソリーボール付 18ピースセットの特徴>
・特徴的な形のビーズとボールのセット
・発達に合わせた遊び方ができる
・汚れても水洗いできる
まとめ
このページでは、知育玩具を使った1歳児のモンテッソーリ教育の概要・知育玩具の種類や選び方・おすすめ知育玩具などについて、詳しくご紹介しました。
モンテッソーリ教育を行う教室や幼稚園・保育園では、子どもが自発的に取り組むことができる「教具」を使用することが多いです。その「教具」は、さまざまな知育玩具で代用できます。
1歳児の場合は、子どもの安全に注意しながら、子どもの好奇心を育てられる知育玩具を選ぶのがベストです。